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鏡から出て、すぐに近くの時計へ目を向ける。時刻は7:58。
やはり、時間が止まっているというのは便利だ。
『でも、急がないとな!』
廊下を思いっきり走る。注意する者は誰一人居ない。
まあ、そこまで距離は無いのですぐ着いた。
ガラガラ
『あー!疲れたー!』
rd「おはよー」
『おはよー。じゃねよ。なんで起こしてくれなかったんだよ』
rd「え?!誰かが起こしてくれたと思ってたんだけど」
『ちょ、スマホ貸せ!』
rd「やめてー!!」
らっだぁのスマホを奪い、某チャットアプリを開く。
_____
らだお
{ねえ、今日A起こしてくれたー?}
金豚
{え、らっだぁが行ったと思ってたんやけど}
緑色
{行ってないよー}
{行ったんじゃないの?}
レウ
{俺も誰か起こすと思ってたんだけど…}
コンタミ
{ギリギリで起こせに行けてなーい}
らだお
{起こしに来いよ…!}
_____
バーカ!と言っているスタンプを押して、らっだぁにスマホを返す。
授業中も隣でずっと謝っていて、こちらの気が狂うかと思った。そこまで怒ってもいなかったので許した。
そして、時間が経ち昼休み。
今はThe陽キャみたいな子達とお昼食べてます。
どうしてこうなったか…
遡ること10分前______
「Aちゃーん、一緒にご飯食べなーい?」
はっ…!これは初めての女の子の友達の予感…?!
先程から女子生徒には睨まれている覚えしかないので、少しでも味方ができるのは嬉しい。
『うん!いいよ!』
_____
話にはついていけないし、遠回しに馬鹿にされてる気もするし、あの時元気に返事をした自分を殴ってやりたい。
『ごめーん ちょっと飲み物買ってくるー』
「あ、じゃあいちごオレおねがーい。あ、それでさ〜…」
…は?こいつヌルッとパシリにしようとしてんな?…いや、これぐらい当たり前なのかもしれない。それに、友達(になるかもしれない人)だから、これくらいのお願いならいいか。
てか、こいつアレだ。頭弱くてテストの順位も下から数えた方が早いくらい頭弱いのに、いつもリーダーシップとるやつだ。この人嫌い()
まぁ、断る理由もないので軽く返事をして教室を出る。
『分かったー。じゃあ、行ってくるねー』
まぁ、少しだけどあの空間から出れるんだ。有難い。…道がわかんなかったとか嘘ついてゆっくり行こうと思ったのは秘密である。
『えーっと。ここから近い自動販売機はーっと…』
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招き猫(プロフ) - ズッキーニさん» コメントありがとうございます!一応名前は間違っておらず、「暁」という偽名の苗字で入室したって感じです。応援のコメント嬉しいです!頑張ります! (2020年11月15日 12時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
ズッキーニ - 6話目の夢主の名前の表記、暁月(偽名)になってますよ! こう言う系の夢小説めちゃくちゃ好きです(突然の告白) 頑張れ! (2020年11月14日 15時) (レス) id: bdfc63fe3f (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(プロフ) - 紅葉さん» あ、あざす!こっちも紙作品ですって?!その通りです! ほんと、あざっす!亀更新で頑張ります! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - チッスチッス← やっぱり此処の人達は仲がよろしいんですねw 此方も神作品ですね!? 更新頑張ってください!無理しない程度でファイトです! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 9cddad8678 (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(プロフ) - 狐さん» おお!頑張っとくれ! (2020年1月26日 7時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:招き猫 | 作成日時:2019年9月8日 22時