３０８話 ページ10
かぐやは、自室に戻る為女子寮へと向かった。自室のドアの前に着くと、轟が立っていた。
轟「かぐや！お帰り。」
かぐや「ただいま...です。焦凍君。」
かぐやの顔を見るなり、轟の表情は明るくなった。
轟「今、平気か？」
かぐや「はい。平気ですよ。部屋入りますよね。どうぞ。」
ドアを開けると、轟は素直にかぐやの部屋に入った。
ぱたりと、ドアを閉めると轟はかぐやを抱き締めた。
かぐや「焦凍君？」
轟「悪りぃ。最近全然、かぐやに触れられてなかったから....。」
かぐや「確かにそうでしたね。私はインターン、焦凍君は仮免補講で忙しいかったですしね。今日は思う存分甘えて良いですよ。」
なんて言うと、轟はかぐやを姫抱きにし、ベッ
ドに押し倒した。
甘く噛み付くようなキスをし、顔を離すと轟は、ある事に気がついた。
轟「かぐや、泣いてたのか？」
かぐや「え？」
轟「目元が少し赤くなってる。」
かぐやの目元を親指の腹で撫でる。
少しムッとした顔をして。
轟「俺がいない場所で泣いてたのか？言ったよな。1人で溜め込むなって。全部俺に吐き出せって。」
いつもより低いその声にかぐやは、背筋をぶるっと震わせた。
かぐや「これは何でもないんです。平気ですよ！」
無理やり笑えばますます轟の顔は怖くなって行った。
ガンギマリで低い声....。あぁ、怒らせてはいけない人を怒らせてしまった。
轟「平気じゃねぇだろ。何を隠してる？敢えて聞かなかったがインターンで、何かあったのか？」
かぐや「何もありません。焦凍君、手を離してください。」
かぐやの細くて白い手首をギリッと、轟掴んで拘束していたのだ。
そんな言葉に聞きもせず轟は、凍りつくような目でかぐやを見下ろしていた。
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藍原 葵(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいっ！！これからも頑張ります。 (2021年1月3日 0時) (
レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - いつも通知が来る度にわくわくしながら読んでます！かぐやちゃんが彼岸主眼使ったシーンを読んだ瞬間鳥肌が立ちました！これかも応援しています！！これからの続編楽しみにしてます!!! (2021年1月2日 23時) (レス) id: e111158bc9 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - Nanaimoさん» はわわ〜。最高だなんて！！嬉しいっ。 (2021年1月2日 13時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
Nanaimo(プロフ) - 最高です(￣ー￣)ｂｸﾞｯ! (2021年1月2日 13時) (レス) id: 2893ad01bf (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - Nanaimoさん» コメントありがとうございます！嬉しい〜。投稿頑張ります！！ (2021年1月1日 17時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍原 葵 | 作成日時：2020年12月16日 16時
