オールマイトの娘は毒使い7 (ページ35)

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２８６話ページ35

雄英に着くと、かぐやは職員室に向かった。

かぐや「オールマイト居ますか？」

オールマイト「此処だよ。どうしたんだい？顔色が良くないみたいだけど。」

かぐや「あの、お時間大丈夫ですか？」

オールマイト「ああ。平気だよ。」

かぐや「話があるんです...。」

一瞬にして、何かを察したのかオールマイトは、かぐやと仮眠室に向かった。

オールマイト「話って何だい？かぐやちゃん。」

かぐや「治崎が見つかったそうです。」

オールマイト「何だって？！」

かぐや「出久君と通形先輩が接触したと...。」

オールマイト「2人は無事なのかい？」

かぐや「無事です。ですが、これは調べに載らない新たな情報を掴みました。

治崎には、娘が居ました。名前はエリちゃん。
手足に包帯が巻かれ助けを求めて居たそうです。」

下を向いて言うかぐやは、酷く暗い顔をして居た

オールマイト「その、エリちゃんって子の事は他には何か掴んだのかい？」

かぐや「いえ。これくらいしか...。けど、私の個性と繋がりがあるように感じるんです。」

オールマイト「繋がり？」

かぐや「治崎は、あの時は私の個性と血を狙っ
て居ました。

何処で、私の個性を知ったのかは知りませんが...。

私の血は私自身が作り出した毒に混ぜると最大質力以上の力を発揮するだから、あの時狙われたんです！でも、今はエリちゃんが...。小さな女の子が助けを求めて怯えてるだなんて。」

オールマイト「そうだったのかい。確かに、話に聞く手足に包帯を巻かれてると言う事は、エリちゃんが血を流してるって事は、事実だ！」

かぐや「私があの時助かったから。」

泣き出してしまうかぐやに、オールマイトは優しく抱き締めた

オールマイト「そんな事は言っては行かないよ。もし、君があの時助かって居なければ、こうして話し合う事も大好きな仲間と笑い合う事も出来なかったんだよ？」

かぐや「それでも！」

オールマイト「ならば、助ければいい。助けを求める少女を。それが、ヒーローだよ。助けを求められたのならば助ける。

かぐやちゃんは、絶対に負けない。だって、君は私の娘だ。」

かぐや(きっと、助け出してみせます。そしたら、絶対『私が来た』って、言うんだ！あの時、お父さんが言ってくれたみたいに。)

かぐやは必ず助け出して見せると、硬く決心をした。