オールマイトの娘は毒使い５ (ページ41)

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２０８話ページ41

かぐやは、目がさめると知らない場所に居た。

そこは、一つの川に二つの岸があって岸の方には沢山の彼岸花が咲き誇って居た。

かぐや「此処、何処ですか？彼岸花？」

と、呟くと

？「かぐや....。久し振りね！」

かぐや「この声...。お母さん？！それにお父さんも！？どうして？此処に？」

父「落ち着け。かぐや。久し振りだな、大きくなったなぁ。にしても、ウチの娘は大きくなる度に可愛くなるだからなぁ！」

母「ちょっと、貴方！かぐやが全く状況についていけてないじゃないの！」

と、話していた。

かぐや「お父さん、お母さん！あの、どうしてそんな遠い所にいるの？もっと近くで話そうよ。」

かぐやと父と母の間には川の水が流れ結構な距離があった。

かぐやが、近付こうとすると彼岸花の花と茎がかぐやの足首に絡み合った。

かぐや「何ですか？これ...っ。これじゃ近づけません！！」

母「駄目よ。かぐや、こっちに来ては駄目。」

かぐや「どうして？折角会えたんだよ？お父さんとお母さんに話したい事が沢山あるんだよ？」

父「あぁ。父さんもかぐやと沢山話しがしたい。けど、駄目なんだよ。かぐや.....！
こっちに来たら、本当にかぐやが現実に戻れなくなる。死んだ事になるんだよっ！」

かぐや「そんな...っ！嫌だよ、近くで謝りたいのに。どうして....？」

母「かぐやは、何も悪いことしてないじゃない。どうして謝りたいの？」

かぐや「だって、あの時私がちゃんと個性を使えてればお父さんもお母さんも死ぬ事なんて無かったから。弱くてごめんなさい....。」

と、かぐやは涙を流した。