オールマイトの娘は毒使い５ (ページ39)

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２０６話ページ39

耳郎「巫山戯んなっ！！何でかぐやの見舞いに行かないの？かぐや待ってるよ？」

轟「でも、起きてねぇじゃねぇか！」

耳郎「起きてなくても、側に居てやるのが彼氏でしょ？

これからこの先こういう事増えて行くよ？そのたんびにこうやって無理すんの？

それを、かぐやが望んでると思う？自分が大怪我する度に彼氏が自分のせいだって言って無理する姿を、かぐやが見たいと思う？

私達だって、自分の弱さにどれだけ打ちのめされそうになってる事か！！

それにあんたは逃げようとしたんだ！ふざけっんなよっ。」

と、耳郎は轟の胸ぐらを掴みながら言った。耳郎の目から涙が溢れ落ちて居た。

轟「分かってる.....分かってるけど、かぐやがどんどん俺らの側から遠くなってる気がして怖かったんだ.....！」

と、轟も震えながら自分の情けなさに耐えきれない様な顔をして居た。

緑谷「それは皆一緒だよ。僕達は、かぐやさんに守られてばっかりだ。

でも、僕達は守られるんじゃなくて守る為に今戦ってるんだよ？轟君1人で抱え込まなくていいんだ！」

と、そこに八百万が駆け寄り暗い顔をしながら

八百万「轟さん....。私、ずっと考えて居たんです。かぐやさんが、あの時何で『これ以上、自分を殺してたまるか』って、言ってた理由....。

かぐやさんの過去が関係して居たんですね。」

と、八百万は下を向きながらそう言った。