オールマイトの娘は毒使い５ (ページ32)

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２００話ページ32

かぐやは、自身の弱々しい手を握り締めなんとか起き上がった。

涙を流しながらかぐやは

かぐや「ごめんなさい....。焦凍君！！

私はもう....諦めない。死んでしまったらもう....貴方の顔を思い出す事さえ出来ない。

だから、何としてでも勝つ！

何としてでも生きる！！！」

と、珍しく声を荒げて立ち上がった。

かぐやは、父と母の遺言を守ろうと敵と仲良くするという事に縛られて続けていた。

でも、もうそんな物に縛られてたまるか！と、思ったのか立ち上がった瞬間

かぐや「戦わなければ勝てないっ。これ以上、自分を殺してたまるか！！」

と、叫んだ。

オールマイト「かぐやちゃん......！」

かぐや「うわぁぁぁぁあー！！！」

と、叫びながらオール・フォー・ワンに目掛けて落ちていた瓦礫に血と毒を塗り思いっきり投げた。

オール「まだ、戦う力が残っていたか！ますます気に入った！」

オール・フォー・ワンはかぐやからの攻撃に少し押されていた。

かぐや「オールマイトッッ！」

かぐやは、オールマイトの方へ走って抱き付いて、また先ほど打った毒を傷口に塗った。

オールマイト「かぐやちゃん、辞めなさい！そんな事したらかぐやちゃんが.....居なくなって欲しく無いんだよ。大事な娘に！」

かぐや「私は死んだりしません。焦凍君と、約束したんです。どんな窮地に立たされても必ず帰るって...。

でも、大好きなお父さんに私は死んで欲しく無いっ。だから、生きててくれなきゃ....私がぶっ殺す！」

普段汚い言葉を使わないかぐやが、「ぶっ殺す！」なんて言うなんてオールマイトもグラントリノもびっくりして居た。

でも、オールマイトは目が覚めたのか

オールマイト「ありがとう....。かくやちゃん！君って子は、本当に自慢の娘だよ。」

と、言ってオール・フォー・ワンの方へ行き攻撃を仕掛けた。

が、かぐやはオールマイトに毒を塗った際に、全ての体力を使い果たしてしまいその場で意識を手放した。

グラン「かぐやッ！」

グラントリノは、かぐやの方へ駆け寄り攻撃から避ける為、離れた場所に移動させた。