オールマイトの娘は毒使い５ (ページ2)

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１７５話ページ2

かぐやは、緑谷の腕に目を移すと緑谷の腕は青紫色になっていた。

かぐや「出久君、大丈夫ですか？その腕。」

緑谷「痛い......けど、大丈夫だよ。」

かぐや「大丈夫そうには、見えませんけどね。そこに座って下さい！」

かぐやは、近くに落ちた大きな石に緑谷を座らせ着ていたブラウスを脱ぎ始めた。

緑谷「か、かぐやさん！？一体何を？？」

かぐや「すみません。汚い布で....。応急処置程度しか出来ませんが、腕痛むと思いますが我慢して下さいね。」

かぐやは、ブラウスを真っ二つに破き緑谷の青紫色になった両腕に傷の治りを早める毒を塗り破いたブラウスを巻いた。

かぐや「よし。出久君？！」

緑谷は、露わになったかぐやの柔らかい白い肌に黒いタンクトップから覗く胸がチラリと見えた為、顔を真っ赤にしていた。

緑谷「な、なんでもない！ありがとう。かぐやさん.....。」

かぐや「いえ。他にもまだ、黒煙が見える方には同じ学年の子が居るんでしょうか。私は、救助にあたりますが出久君はどうしますか？」

緑谷「僕も行くよ。崖から降りるからかぐやさん、ちょっとごめん！」

緑谷は、先程より顔を真っ赤にさせながら、かぐやを姫抱きにした。

かぐや「出久君？！」

緑谷「嫌だと思うけど、少しの間だけ我慢して！」

かぐや「は、はい。」

そのまま、緑谷は崖から個性を発動させ飛び降りた。

かぐやの太腿を触れてしまった緑谷は、申し訳なさと恥ずかしさで脳内は大混乱であったが、緑谷同様かぐやも頭が大混乱であった。