９９話 ページ9
かぐや「すみません。遅くなりました！」
かぐやは、緑谷の向かい側に座った。
緑谷「ううん。渡したいものって何？」
かぐや「これです。」
出久の前に細長い箱を差し出した。
緑谷「これ何？」
かぐや「これは、先日手紙で説明した毒です。持って置いてください！」
緑谷「そ、そんな凄い物なんで僕に？」
かぐや「オールマイトの活動限界を知っていて、ワン・フォーオールの事を知っている貴方に渡したいんです。」
緑谷「確かに、僕はオールマイトの事はクラスのみんなより知ってる。けど、かぐやさんは持ってなくていいの？」
かぐや「この毒を作った本人ですよ？予備なら沢山あります。」
緑谷「わ、わかった........。この毒、いつから作ってたの？」
かぐや「小学3年生の時からです。」
緑谷「そんな前から？」
かぐや「はい。作るのに沢山の時間を使ってしまいましたけどね！」
緑谷「これ、被験体とか居たの？じゃなかったら、オールマイトがあの時あんなに強くなる訳........っ。」
かぐや「この毒の最初の被験者は私です。」
緑谷「えっ！？かぐやさんが！？」
かぐや「えぇ。この毒は、完成するまで作るよう頼んだ人以外には話していませんし、内密に作ってたので。」
緑谷「副作用って無かったの？」
緑谷は、心配そうに焦ったように聞いた。
かぐや「勿論、副作用はありました。でも、直ぐに解毒を行なったため体に支障はありませんでした。」
緑谷「そう....だったんだ。」
かぐや「出久君？どうかされました？」
緑谷「い、いや......。かぐやさん、そんな小さい時からこんな凄い毒作ってたんだって思って。辛く無かったの？」
かぐや「辛い....と言うより、失う恐怖から逃れるのに必死でした。
ヒーローも敵も憎んでいた私があそこまで、必死になるなんて自分でも不思議でした。
私自身、この個性すら嫌ってた....けど、私を家族として受け入れてくれたオールマイトに恩を返したいオールマイトだけが、私のヒーローだった。
そう思ったら、心が軽くなったんです。」
緑谷「ごめん。」
泣きそうな顔をした緑谷が、かぐやの目に移る。
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藍原 葵(プロフ) - nekonatsu6さん» お返事遅くなってすみません！！シュウくん格好いいですよね！！ (2022年3月17日 20時) (
レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
nekonatsu6(プロフ) - 私もディアラバめっちゃ好きです！私はシュウ推しです！あぁ尊い! (2022年2月14日 12時) (レス) @page26 id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - ひまりさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります。 (2020年9月1日 16時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - 読んでいてワクワクが止まりません！物作りは大変だと思いますが応援しています！ (2020年9月1日 8時) (レス) id: 04843deb6b (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります。チョコヴァンの雪君、最高ですよね。あぁ、尊い！！ (2020年8月29日 23時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍原 葵 | 作成日時：2020年8月22日 14時
