７話 ページ8
遂に、かぐやと轟の京都旅行の日がやって来た。荷物は先に旅館の方へ預けて、観光してから戻ろうと言う事になった。
かぐや「焦凍君、焦凍君！あれ、あれが食べたいです！」
焦凍「おう。八つ橋だな」
かぐや「はいっ！」
珍しく子供みたいにはしゃぐかぐやに、思わず轟も頰を緩めて居た。旅行なんて久しぶりで、学生時代も旅行なんてあまりしなかった。
出店で買った八つ橋を頬張りながら、かぐやの気分はるんるんだった。
轟「ん、粉が付いてるぞ」
かぐや「あひはほうほふぁいまふ(ありがとうございます)」
轟「フハッ...。ゆっくり噛んでから言えよ」
かぐや「すみません...」
轟「可愛いから俺はいいけどな」
chu
かぐや「....っ！人前でキスしないで下さい」
轟「人前じゃなければいいのか？」
首を傾げる轟があざとくて、かぐやは頰を赤く染めた。まるで、付き合い出した当時を思い出させる。
かぐや「次....、行きますよ」
ぷいっと、顔を逸らして轟の腕を掴み歩き出した。その姿が何とも意地らしく、愛おしく轟は思っていた。
沢山お土産も買い観光スポットも巡り、夕方になっていた。
轟「そろそろ旅館に戻るか」
かぐや「そうですね。夕飯のお時間もありますしね！楽しみです」
轟「食べ過ぎるなよ？」
かぐや「焦凍君...、それ女の子に禁句ですよ。太っても太った？なんて聞いたりしたら許しませんからね？」
轟「....はい」
かぐや「まっ、気を付けますし大丈夫です。ヒーローでもモデルやTVのお仕事もありますし、人目に触れる仕事をして居るんですから体型には、気をつけるので問題ありません」
轟「でもかぐやはもう少し太ってもいい気がするぞ？細すぎる」
と、言ってかぐやのウエストをツーッとなぞり、かぐやにヒールで脚をガンッと踏みつけられた。
かぐや「外で変な事しないで下さいと、何度言えば気が済むんですか？」
いつもの恒例の真っ黒な笑顔に、轟は撃沈....。相変わらず轟もかぐやに甘くデレデレなのは言うまでもない。
さて、今日の夜はお楽しみのようで....。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍原 葵(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。嬉しいです！ 次回作も頑張らねばｯｯ (2021年5月12日 23時) (
レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 2日でこの作品見ました！とても面白かったです！ご苦労さまでした！ (2021年5月12日 22時) (レス) id: 8725c53e57 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - 優衣璃さん» リクエスト本当にありがとうございました！凄く嬉しかったです〜。次回作も楽しみにしていて下さい!！ (2021年5月11日 0時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
優衣璃(プロフ) - もしかして、やっぱり私のやつですか！？ありがとうございました！！焦かぐは相変わらずでしたね！綾凍君も出来て、OMもEVも親バカ+孫バカに…と盛り沢山でとても面白かったです！！次回作も楽しみにしてます！！長文失礼しました。 (2021年5月11日 0時) (レス) id: 5b9827d1cb (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - らむねさん» 次回作も読んで頂けると幸いです！頑張ります。 (2021年5月10日 20時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍原 葵 | 作成日時：2021年4月17日 12時
