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中学校編〈5〉 ページ7






悟がどのくらい呪霊を祓ったことがあるのかは知らないけど、まあ御三家のご子息ともなればそれなりに経験はあるんだろう。

目的地に着くなり、行くぞ、とスタスタと進み始めた。



「まだ私準備整ってないんですけど」

「準備って、ああ、ソーユーこと」



悟の六眼もそうだが、生憎、悟以上に私の術式はこの赤い眼を必要とする。

悟と違って視えすぎて疲れるなんてことは無いんだけど、普段から色を隠すためにカラーコンタクトを装着しているので、祓うときにはそれを取らなくてはいけない。



「別に疲れねえんだったら、普段からそれでいいのに」

「そういう訳にはいかないのよ」

「ふーん、ま、行くぞ」



そのまま廃校の敷地内に踏み込んでいくものだから、補助監督さんが慌てて帳を下ろす。本当にごめんなさい補助監督さん。









廃校の校舎の方に向かうと、ここを支配する呪霊の呪力を感じた。
校舎の中、否、校舎全体から感じる独特の雰囲気は到底二級程度ではない。




その刹那、突然校舎の一部が凄まじい音を上げて爆発する。呪霊が煩く、奇怪な声を上げながらこちらへ向かって突進してくる。




「術式 風ノ災(かぜのわざわい)」




術式を発動させると、辺りには呪力を根源とした風が吹き荒れ、その風は実体を持ち呪霊を襲う。



次第に呪霊の形は崩れ、叫び声を上げながら呪霊は散っていった。

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ゆっきー(プロフ) - めっちゃ刺さります!続編楽しみにしてます! (2023年1月8日 11時) (レス) @page6 id: 1972a0d759 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月8日 1時

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