天に堕ちる【呪術廻戦】 (ページ5)

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中学校編〈3〉ページ5

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入学早々、悟にとんでもない絡み方をされて以降もそれはずっと継続している。

「A、今日も来てるよ」

「私には何も見えてないよ」

「なーにが見えてないだよ」

今日は私がちょうど友達と楽しくお昼ご飯を食べてたところに悟は現れた。

しかもドカッと目の前に座ったものだから、友達はごゆっくり〜なんて言って別の友達の元に行ってしまった。

「お昼ご飯まで邪魔しないでもらえますか」

「Aがチンタラ食ってんのが悪いんだろ」

しかもあろうことか、悟はうまそとか言って私の大好きな卵焼きをひとつパクリと食べた。

最悪すぎて、この時私はこれからは好きなものは一番に食べようと誓った。

「今日はなんのご用で」

「放課後、どっかいこうぜ」

「今日は無理」

悟はなにかと私のことを誘ってくる。

ずっと面倒臭いから断ってたら拗ねた以来、駄々をこねられる方が面倒臭いので行ける日は行くようにしてる。

「なんで無理なんだよ」

「今日は、駄目なの」

スッと手をある形に組むと、納得したように悟は引くかと思ったが、

「俺も行く」

「は？」

珍しいというか初めての悟の言動に驚いたのも無理はない。

だって私は放課後、呪霊を“祓い”に行くのだから。