黒子の兄は愛されています (ページ19)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:23,636 hit

本編9 ページ19

ー放課後ー

一人で椅子に座り待っている男子生徒がいる。

その男子生徒は性別を見間違うほどの可愛らしさ。

その容姿の可愛らしさから転校初日の一瞬にして全校のマドンナになってしまった。

おかげさまで彼のいる教室は彼を人目見ようと全クラスから集まっている。

まぁ彼は気にせず読書をしているのだが

そしてまた、彼をこの中から抜け出させようとしている水色の男子生徒。

顔は中性的だがしっかりとした眼差し。おぼろげだが彼に似ている。

それはそうだろう。彼と水色の男子生徒は兄弟なのだから。

「兄さん、行きましょう」

『うん。』

弟を見た瞬間、パッと花が咲くような笑顔を見せた。

見ていた野次馬たちは紅くなった。

『じゃあね♪』

自分ではなく誰かを待っている？くらいに思っている彼は、男子生徒と一緒に体育館に駆けていった。

ーーーーーーーー
No sideが書きたかっただけ。
番外編より本編を進めます。すいません。