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小瀧 side .
淳太と流星に連れられてやって来た病院。
ロビーに行ったら照史らが待ってて、
俺を見るなり抱きついてきた。
桐「望、体調大丈夫か…？
来てくれてありがとうな。」
「俺は… べつに…。」
熱があるわけでも、しんどいわけでもない。
ただしげのことを思ったら、
何もやる気が出んくて篭ってただけ。
そんなことみんなお見通しやのに
仕事代わってもらったり心配かけたり、
ますますしげに合わせる顔がなかった。
そう思ってたら、
照史から伝えられた言葉に耳を疑う。
桐「しげな、望のこと
ずーっと心配しとったんやで？」
「しげが…？なんで…？」
桐「自分のせいで
望のこと傷つけてもうてるんちゃうかなって。」
「っ、そんなわけないやん…！」
桐「分かってる！…分かってるから。
だからこそ、ちゃんと会って欲しいねん。」
桐「しげに元気なとこ、…見せたって？」
俺は、ほんまにつくづく情けない。
心配しなあかんのは俺の方やのに、
俺が心配されてどないすんねん…。
「…しげに、……会いたい。」
桐「ぉん。ありがとうな。ほんなら行こか。」
.
病室の扉の前。
やっぱり緊張は隠されへんかった。
思い浮かぶのは、
しげの苦しそうな顔ばっかりで。
それでも逃げたあかんと言い聞かせて
重たい扉に手をかけた。
「……っ、しげ。」
頭は包帯でぐるぐる巻きにされて、
腕には2個も3個も刺さってる点滴。
酸素マスクは付いたままやし、
いつものしげの面影なんてどこにもなかった。
けど、
重「…こたき、……きてくれたん。」
絞り出すような声で
俺を呼ぶしげの笑顔は変わらんかった。
なんでこんな大好きな笑顔から
逃げようとしとったんやろ…。
「しげ、…ごめん。ほんまに、ごめん…っ。」
重「なにが、ごめんなん…？」
「だって俺… 全然、会いに来んくて…っ。」
そこまで言うと、
しげは布団の中からゆっくり手を出して
俺を手招きする。
されるがままに近づけば、
その手が頭に優しく乗った。
重「ありがとうな…。
たすかったの… こたきの、おかげや。」
.
たった一言やのに、
しげのその言葉で
苦しかった心が全部全部、
溶けていくような気がした。
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カルラ(プロフ) - みーぽんさん» 全部大丈夫ってごめんなさい 全然大丈夫です！ですw 待ってます(^^) (2020年2月20日 15時) (
レス) id: 51e070dd53 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - みーぽんさん» 全部大丈夫です 風化させないためにも自分でもいつか書こうと思ってました(..) 不謹慎かもしれないけども、これからの展開楽しみ (2020年2月20日 14時) (レス) id: 51e070dd53 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - みぽちゃ涙 めっちゃ個人的な話だけど去年脳出血で同級生を亡くしたのでより感情移入してしまう(;_;) ←絵文字使えないのもどうにかしてほしいw (2020年2月20日 13時) (レス) id: 51e070dd53 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - ツアー落選でした、、私の地域には来てくれそうにないので、、お話楽しみにしてます！！更新頑張ってください(*^^*) (2020年2月19日 0時) (レス) id: eb345b08d9 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ - ほんならまた… え、やばいです、繋がった…… ああああ(T_T)←語彙力 (2020年2月17日 19時) (レス) id: a19cc3a2a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年2月15日 21時
