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藤井 side .
重「おい、流星っ!」
楽屋に入るなり、第一声はそれ。
相変わらずマスクしてるけど
いつものテンションで安心した。
「おはよ。元気そうやん。」
重「おうっ!元気やで!
……って、ちゃうやん。昨日の電話、なに?」
昨日の夕方掛けた電話。
結局要件を何も言わずに切ったから
つっこまれるのは分かってたけど。
「まあまあ。みんな来たら話すから、
とりあえず大人しく寝とき。」
重「無理。気になって夜以外寝られへん。」
「夜寝れるならよかったやん。笑」
いつまでもしつこく問い詰めてくる
しげのことはなんとなくスルーして、
とりあえず全員が集まるのを待った。
「…よし。ほんなら神ちゃん、いいかな?」
神「ぉん!俺はいつでも!」
桐「え、なになに?なんかあんの?」
重「なんや、お前らも知らんのか。」
ハテナがいっぱい浮かんでる
メンバーの前に、神ちゃんと二人で立つ。
「えっとな、みんなに報告やねんけど。」
神「えー、実は今、…東京ドームを1日
貸してもらう交渉をしてまして。」
そう言った瞬間、
みんなの表情が一気にハテナに変わった。
.
遡ること昨日の帰り。
バスの中でみんな寝静まってる中、
俺は神ちゃんから
夜中にしげと2人きりになった話を聞いた。
神『…でな、あいつ、泣いてたんやわ。
みんなで立ちたい、言うてさ。』
あのしげが、泣くほど毎日見てる夢。
そう思ったら、
俺もどうしても叶えてやりたくなって。
もちろんしげのためでもあるけど、
東京ドームに7人で立つことは
俺たち自身の夢でもあるからさ。
『…神ちゃん。交渉してみようや。
俺らの実力見せるチャンスやと思って。』
神『ぉん。流星おったら心強いわ。
とりあえず今日、話してみよか…!』
.
しげを病院に送り届けて
みんな各々自宅に帰ったあと、
俺と神ちゃんは、とりあえずダメ元で
スタッフさん達に交渉に回った。
そしたら、しげの身体のことを
知ってくれてるスタッフさんを始めとする、
思ってたより多くの人が動いてくれて。
「まだ日程とかは決まってへんねんけど、
やらしてもらえる体で、話進んでんのよ。」
そう言いながらしげの方を見たら
マスク越しにも
口がポカンとしてんのが分かった。
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!っゆうれい! - このお話は、何度読んでも号泣です。涙脆く泣いてしまうお話は多いのですが、ここまでボロボロ溢れることは、このお話がはじめてなんです!このお話を作っていただき、ありがとうございました! (2020年8月3日 11時) (レス) id: 7d068c3635 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。返信した分消してしまったんですが、本当一人一人感謝しております(T_T) コメント・評価 本当に励みになっております。今後ともご愛読、よろしくお願い致します。 (2020年2月14日 19時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
みずき - プライベッターを私、見ることが出来ないので、、(><)占ツクでもして頂けたら嬉しいです!わがまますいません。(._.) (2020年2月13日 0時) (レス) id: 25e7c2c06f (このIDを非表示/違反報告)
そら。(プロフ) - こんばんわ!Twitterのプライベッターでも裏話など見たいです!私も病系が好きなのでめちゃくちゃ読みたいです!望穗さんのTwitterアカウントをフォローさしていただいてるので是非見たいです! (2020年2月13日 0時) (レス) id: 94ed66653b (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - 好きすぎて先が気になりすぎて何周も何周も読んでしまってます!久々にここまでの作品に出会った気がします!ありがとうございます!みーぽんさんのペースで更新頑張ってください! (2020年2月12日 9時) (レス) id: 2eae7514d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:望穂 | 作成日時:2020年2月7日 22時