悲哀 ページ12
あの子は顔色１つ変えないで何もかも簡単に、まるで生まれて来た時からあの子には特別にハッピーエンドで完結されたシナリオが存在してるんじゃないかと思わせるくらい…
…
今になって分かった。
好きだったんだ。Aの事が好きだったんだ。
愛してたんだ。問題なのがずっと無意識に知らぬ間に愛してた事なんだ。それに俺馬鹿だからさ
気になってしつこくメッセージしたり電話したり、今思えば分かり易く特別扱いしたり嫉妬してわざと冷たくしてみたり…反抗心で誕生日に貰った香水、から違う香水に変えてみたりした。
けどやっぱり、変わらない。
可笑しいな。
もう無理だって、今のAには俺への特別な感情なんて0.1ミリさえもないのに、隣で抱きしめ合って笑い合うのは俺じゃないのに
頭では理解出来てるのに、心では全く0.1ミリも理解出来ないんだ。
どうしたら良い？
…
どうしたらあいつが嫌いになれる？
忘れられる？
頭から離れられる？気にしないでいられるんだろう。頭から消せないんだ。
あー…楽になりたい。
…
でも、結局こうなって俺は正解なのかもね
…
窓の外には沢山の雨が降っている。
次第に雨音が大きくなる。
まるで何かに反論している様な気もする。
UM『Aおいで。身体が冷えるよ。』
『…うん。』
私はゆっくりカーテンを閉めながら、ベッドの上で私に優しく手を伸ばす彼の元へと自然と足を前に進めた。
…
UM『神様に何か悲しい事があったのかもね。』
私はえ？と返すと彼は『だとしたら最近は天気が良かったのに今は余程辛いんだね。』と言うと急に私をベッドの中に抱き寄せ始めて不安げな表情を見せた。
…『どうしたの？』
UM『何だか…Aが、雨みたいに降ったり止んだりするみたいに僕の前から急に居なくなるんじゃないかと思って…不安になって。…俺格好悪いね…』
…
『…大丈夫…急に居なくなったりなんてしないよ。
…けど、
もしもそうなら神様の気が済むまで雨を降らせば良いと思うの。…だって、雨を降らしたら気持ちに皆気付いてくれるんでしょう？
…気付いて欲しい時こそ誰も自分には気付いてくれないから。いつも』
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麗奈(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！ (2019年1月3日 3時) (
レス) id: 79363713c3 (このIDを非表示/違反報告)
テナ(プロフ) - sayachanさん» ありがとうございます^ ^ 嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年10月10日 14時) (レス) id: fde2734832 (このIDを非表示/違反報告)
sayachan(プロフ) - この小説大好きです！ 更新頑張ってください！ (2017年10月9日 20時) (レス) id: cdc2991f73 (このIDを非表示/違反報告)
テナ(プロフ) - SALLY@khan6nk9さん» ありがとうございます^ ^ 明日の朝までに更新しますので良かったら覗いてみて下さいね。 (2017年10月5日 22時) (レス) id: fde2734832 (このIDを非表示/違反報告)
SALLY@khan6nk9(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました！YG移籍後の話がとっても気になるので、更新をして頂ければと思います。 (2017年10月5日 17時) (レス) id: 374794d009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヒル x他2人 | 作成日時：2016年2月7日 23時
