13-21 きっとこれが正しい。 ページ21
◆ 2010.12.17 / 0:35AM ◆
・・《LeeTeuk》・・
「いっ……たぁーっ！」
ﾋﾁｮﾙから返って来た拳が重すぎて、思わず叫ばずにはいられなかった。
太ももを摩りながら恨めしい視線を向けてみればﾋﾁｮﾙは随分と機嫌が良さそうだった。
何となくﾋﾁｮﾙと相思相愛になった気分になり、可愛いなと感じれば太ももの痛みも愛の鞭的なものに早変わり。
「お前ら…真面目にしろよ。ｼﾞｮﾝｽ、お前は口出すな。こりゃ二人の問題だろうが」
ｼﾞｽﾋｮﾝの声がして振り向くと呆れたように溜め息をつかれてしまった。
だって自分の非を認めて詫びてるのに…更に突っ込む事ないじゃないかと思ったんだよ。
「ﾋﾁｮﾙ、お前も今の女の話し過ぎだな。そりゃﾚｲﾅさんが気になって当然だろ」
ﾋﾁｮﾙは少し気まり悪そうにするだけでいつもみたいに面倒くさそうな態度は出してない。
「うちのやつらがすみませんね」
ﾋｮﾝが困ったように苦笑を浮かべながら頭を下げると、ﾚｲﾅは「いえ…」と慌てたように首を振った。
そんなﾋｮﾝの姿を見てﾋﾁｮﾙと顔を見合わせた。僕もﾋﾁｮﾙも知っているからだ。
ﾋｮﾝは僕らを庇う時によくあの困ったような笑顔を出す。
僕らが何かﾐｽをすると“すみません。自分からきつく言っときますんで…”と、いつも一緒になって頭を下げてくれる。
決して格好良くはない笑顔だけど僕も好き。最高に格好良い。
「ﾋﾁｮﾙ…僕らって幸せ者だね。誰かのために笑えたり、誰かが自分の事を想ってくれたり」
僕がそう言うとﾋﾁｮﾙは小さく視線を下げて黙り込み「春風の正体はそれか…」と呟いた。
「春風？何の事？」
「いや？そうだな。ﾚｲﾅ、嫌だとか言って悪かった。自分を守る為にしか笑えなかったお前の方が辛かったよな。お前に笑えと言ってやれなくて…すまなかった」
スッとﾋﾁｮﾙの頭が前に下がった。驚いたけれど、そのまま静止して目を閉じているﾋﾁｮﾙの横顔を見たら何だか泣きそうだった。
「僕も…ごめんね。ﾋﾁｮﾙが傷つけてしまった事も…どうか許して欲しい」
僕も同じ様に頭を下げる。
きっとこれが正しい。確かに庇えば良いという問題じゃない。それはただ甘やかしてしまうだけ。
……これもまたAの言う通りだ。
身内を悪く言われたくないなら余計に、ﾋｮﾝのように一緒になって頭を下げるべき。
ﾋｮﾝもAも…バカだなぁと感じる事が多いんだけど、何か教わる事が多い。
僕ってまだまだだなぁ…。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ☆さん» ＞☆さん★ アハｯ！いつも☆さんからのｺﾒﾝﾄに笑っちゃいます ( ´艸｀) ｾﾝｽ良過ぎて面白いです！あっちゃ〜でしょ。ｲ・ﾄﾞﾝﾍ。悪気はないんでしょうけどねぇ(^▽^;) 困った子だ。それが…アホの子(笑) (2014年3月13日 0時) (
レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - あっちゃ〜…ｲ･ﾄﾞﾝﾍ…(´Д｀;) (2014年3月8日 9時) (携帯から) (レス) id: bef05bddeb (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ☆さん» ＞☆さん★ ふふふ…ｾﾝｽの良いｺﾒﾝﾄありがとうございます ( ´艸｀) ｲ・ﾄﾞﾝﾍ…について全然書いてないので、犬っころちゃんがどんどん嫌な感じになってしまうのが悩みどころです(;￣^￣)むぅ… (2014年3月2日 3時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - …ｲ･ﾄﾞﾝﾍ…(-◇-;)Part２(笑） (2014年2月23日 9時) (携帯から) (レス) id: bef05bddeb (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - Rinkaさん» ＞Rinkaさん☆ こちらこそいつも嬉しくなるようなｺﾒﾝﾄを下さって、ありがとうございますm(__)m こうして楽しみに待って下さっている方がいるんだなと思うと、幸せだなぁって、ほっこりします(*´□`*)♪ そんな幸せをいつも下さってありがとうございます♪ (2014年2月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2014年1月20日 22時
