13-15 知らせるサイン ページ15
◆ 2010.12.17 / 0:15AM ◆
・・《HeeChul》・・
ﾚｲﾅがまた少し気まずそうにするから、気にするなと言っただろうと言って俺はまたｺｰﾋｰを飲んだ。
「俺は感謝したいくらいだと言っただろ」
「人生を変えるものだったって言いましたよね？」
「あぁ、何しろ俺はその時に今の女に出逢ったんだからな」
笑っていたらﾚｲﾅが謹慎処分を守らないなんてｵｯﾊﾟらしい、と言って来るから咄嗟にﾚｺｰﾀﾞｰに目が行った。
次にﾋｮﾝと秘書の顔も確認しようかとも思ったが、何も突っ込んで来ないからそのまま放置する事に決めた。
ていうか…、このﾚｺｰﾀﾞｰを止めてやりたい。
「ちゃんと守った。けど…まぁ、ちょっと色々あってな。説明出来ないから出逢い編は省く」
苦笑いになりながらﾚｺｰﾀﾞｰを指差すと、ﾚｲﾅも察してくれたのか苦笑を浮かべながら頷いた。
「…私はその女性の人柄を知りたいので、別に構いません」
「とにかく出逢った時から偉そうで、俺に噛みつくようにして吠えやがった」
「ｵｯﾊﾟ相手に偉そうにするんですか？私と同い年なのに？！」
「すんだよ。すぐ怒るし、俺にバカバカ言い捲るし、舌打ちのｵﾝﾊﾟﾚｰﾄﾞだぞ？」
ﾚｲﾅは信じられないとばかりに目を丸くして首を振ったが、俺はｹﾗｹﾗと上機嫌な笑い声を上げた。
「俺も信じられなかったわ。この俺様にそんな態度を取るとは！みたいな感じで驚いた」
けど、あいつには年なんて関係ねーんだよな。人を見て、そういう無駄なものっていうか余計なものは見てないんだろうなと思う。
俺が腐ってたんだろうな。
何だかんだ言いつつ、俺はすっかりSJやｷﾑ・ﾋﾁｮﾙっていうﾌﾞﾗﾝﾄﾞもんになってしまってたんだと思う。
つまんねーヤツにはならないと思ってたが、なっちまってたんだよ。
あいつはそれをあっさりと崩して来やがった。
甘えて来たり、機嫌を取ろうとしたり…そう言うのは全くなくて、偉そうにすんな、煩い、ふざけんな、そう言って来る。
態度はでかいわ、素直じゃなくて可愛げはないわ……何だこいつみたいな感じだった。
だが俺は、そう思っただけで本当に最初の方から腹も立たなかった。
腹も立つが、何かただ苛々するのとは違うというか……とにかく妙な感じで、何だこれみたいな感じだった。
一切理由が分からなかったのは、今までに感じた事のない違和感だったからだ。
その違和感は心が動いているのを知らせるｻｲﾝだった――。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ☆さん» ＞☆さん★ アハｯ！いつも☆さんからのｺﾒﾝﾄに笑っちゃいます ( ´艸｀) ｾﾝｽ良過ぎて面白いです！あっちゃ〜でしょ。ｲ・ﾄﾞﾝﾍ。悪気はないんでしょうけどねぇ(^▽^;) 困った子だ。それが…アホの子(笑) (2014年3月13日 0時) (
レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - あっちゃ〜…ｲ･ﾄﾞﾝﾍ…(´Д｀;) (2014年3月8日 9時) (携帯から) (レス) id: bef05bddeb (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ☆さん» ＞☆さん★ ふふふ…ｾﾝｽの良いｺﾒﾝﾄありがとうございます ( ´艸｀) ｲ・ﾄﾞﾝﾍ…について全然書いてないので、犬っころちゃんがどんどん嫌な感じになってしまうのが悩みどころです(;￣^￣)むぅ… (2014年3月2日 3時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - …ｲ･ﾄﾞﾝﾍ…(-◇-;)Part２(笑） (2014年2月23日 9時) (携帯から) (レス) id: bef05bddeb (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - Rinkaさん» ＞Rinkaさん☆ こちらこそいつも嬉しくなるようなｺﾒﾝﾄを下さって、ありがとうございますm(__)m こうして楽しみに待って下さっている方がいるんだなと思うと、幸せだなぁって、ほっこりします(*´□`*)♪ そんな幸せをいつも下さってありがとうございます♪ (2014年2月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2014年1月20日 22時
