初カレ－M.J－ (ページ20)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,619 hit

Story20 ページ20

ガラガラッ

誰かが保健室に入ってくる

先生？

なんて俺は思って体を起こそうとしたが

体が言うことを聞いてくれない

するとカーテンが開いて俺の目に入ってきたのは

先生じゃんなくてAだった

「潤くん大丈夫？」

潤「んっ」

目をうっすら開けると目の間にAの顔があった

潤「！？」

コツン

俺とAのおでこが当たる

「あー

　ちょっと熱いかな？」

Aはそれだけ言うとカーテンの向こうに姿を消した

何？

ちょっとドキドキした

またカーテンが開いてAが俺に近づいてくる

「おでこ開けて？」

俺は言うとおりに前髪をどけておでこを出す

潤「冷たっ」

俺のおでこに貼られた熱冷まシート

Aは俺の寝ているベッドの横に椅子を持ってきてそこに座った

「みんな心配してたよ？」

潤「そう」

「相葉ちゃんなんて『わざわざ買ってきたのに!!』って怒ってた(笑)」

潤「俺いらないって言ったのに」

「相葉ちゃんらしいね(笑)」

そう笑うAから目が離せない

すると「ん？」っとAが顔を近づけてきた

潤「いや・・・」

なんか悔しい

俺ばっかりAに惚れていくのが悔しい

俺は少しいじめてやろうと思って

そっと布団から手を出しAの腕を引っ張って

俺はAを覆いかぶさるような体勢になった