prince of legendー短編集ー続

日浦海司 ページ45

あなたside





私の彼氏はいわゆるツンデレです




今日はデートをしています




海「A」


「ん？」


海「手」


「あ、はいはい」




海司くんはいつでもどこでも手を繋ぎたがります


口では言わないんだけどね？




「あ、海司くん。ちょっとトイレ行ってきていい？」


海「うん。待ってる」




トイレを行くために手を離しても…




「ごめん、お待たせ！」


海「別に。ん」





そう言って、手を出す





「あ、うん」






服を選んでるときでも



「あ、ごめん…ちょっと手離して？」


海「服、見るの？」


「うん、これだけ気になって…」


海「分かった」


「うーん…やっぱ思ってるのと違うな」


海「終わった？」


「う、うん」


海「じゃあ、はい」


「あ、うん…」






どうして海司くんはこんなにも手を繋ぎたがるのか…





夜になって、ご飯を食べてる時に聞いてみた







「ねえ、海司くん」


海「ん？なに」


「なんでいつも手、繋ぐの？」


海「え？別に意味なんてない」


「あ、そう…なんだ」




冷たいと思うでしょ？



でも、今も机の下で足が触れてる




「か、海司くん…足が…//」


海「ん？あぁ…嫌だった？」


「あ、嫌じゃないんだけど…」


海「…あのさ」



海司くんがパスタにフォークを絡めながら話す



「ん？」


海「今日、俺ん家よって帰んない？」


「え！？」


海「別に嫌ならいいけど」


「え！？あ、いや、行く！」


海「あっそ…」







なんだろ…

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