ライブ後"_______"になり逃げ込んだ先が推しの楽屋だった件について【そらる】 -完-

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そらるside

俺は湯船に浸かっている間気になっていた事があった。それはずっとまふまふから電話来た時から気になっていた事だが。

それは、

まふ《調べて欲しい事があるんだけど、
Aさんの首筋に傷があるか確認してくれませんか？》

………と。

首筋…か、なんで首筋？

なんて考えていたらのぼせそうだったからお風呂から上がって服を着てお風呂場から出た。

そらる「もう寝てるかな？」

リビングまで行くと床で寝ているAちゃんの姿があった。


そらる「やっぱり寝てる…」

寒くないのかな？一応…毛布掛けとくか。

俺はAちゃんにベッドの上にあった毛布を掛けた時だった。

首筋が見えた。

そらる「！？」

Aちゃんの首筋には沢山の酷い傷があった。
しかも相当昔の。

そらる「マジかよ……本当にあった…」

そして腕にも脚にも首筋同様、もしくわ、それよりもっと酷い傷があった。

傷を見て動揺していた時だった。



「……助けて、そ、らるさ…ん」


そらる「！？」


Aちゃんはそう言うと微かに涙を流した。
その時思った。


この子は俺が守るって。


俺はその後、まふまふにLINEした。




ここまでAちゃんを追い詰めたのはなんなんだ？
ここまで追い詰められないといけなかった理由はなんだ？



どうして…そうなるまで誰にも言わなかったんだ。







誰にも言えないのは一番苦しい事なのに。









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