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ずっと気付いてやれなくて、ごめん。







いろんな人からの批判を1人で受け止めさせて、ごめん。








逃げてばかりで、ごめん。







…ごめん。ごめん。























「謝らないでくれるかな(笑)」







Aの家に飛び込んですぐ、そう言って謝る俺に








Aが、呆れたように笑った。








「私がそうしたかったの。そうしてでも潤の側にいたかった。…そうじゃないと、潤はどこかへ行っちゃうと思ったから」







でも、ね









そう言って、Aが泣きそうな顔で笑った。







「今回、お母さんに迷惑かけたので懲りた。
遅すぎるね。今までは、誰にも迷惑かけてないのになんで好きでいちゃいけないのって。馬鹿じゃん?って。そう思ってたけど
馬鹿なのは私だった。兄妹の恋愛なんて、2人だけの問題じゃないもん。ほんっと…馬鹿だったね、私」







笑ってるけど、泣いてる笑顔。








思わず手を伸ばしそうになって、グッと堪える。








「これからは、私ちゃんとするよ。
だから、潤。…本当のサヨナラしよ」








次会うときは、兄妹として。








幾度となく繰り返してきた別れは







今度こそ。









「…丁度、いいな。俺、しばらく外国で仕事することになったんだ
…これなら、ちゃんとサヨナラできるね」







ロンドンであることは、あえて言わなかった。








…言えなかった。








「…いつ帰ってくるの」







衝撃的だったのか、しばらく固まっていたAがようやく口を開く。








「…わからない。早くて3年だけど、そんな早く帰ってくるつもりはないよ。年に一度くらい帰国することがあるかもしれないけど」







「…そっか」








そっか。と言ってニコリと笑ったAの目から、涙が溢れる。








「よかったよ、海外に行くのが別れた後で。
…そうじゃなかったらお前、付いてきたもんな絶対」







泣きそうな俺は。Aの涙に気づかないふりをして








泣かないように、全力で笑う。







「うっ、ん。そだね(笑)」







そんな俺に、Aも笑う。

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きのぴす(プロフ) - りおんさん» りおんさん、最後までお読みいただきありがとうございました(T_T)とても嬉しいコメント…ほんとうにありがとうございます。そう言ってもらえるような作品が書けたこと、とても嬉しいです(T_T)ほんとうにありがとうございました(T_T)! (2014年12月12日 14時) (レス) id: 7083c37e34 (このIDを非表示/違反報告)
きのぴす(プロフ) - まりさん» まりさん最後までお読みいただき、ありがとうございました〜(T_T)本編も、その他のスピンオフもまだまだ続きますのでよろしくお願いします! (2014年12月12日 14時) (レス) id: 7083c37e34 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 完結お疲れ様です!兄妹恋愛、よく見るのですが、今までで一番感動しました!キュンキュンして号泣させてくれる、素敵な物語に出逢えました。ありがとうございました! (2014年12月8日 0時) (レス) id: 3138ecfc9d (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - きのぴすさん、シークレット完結お疲れ様でした!もう潤くんは辛かったです~(><)本編のラブストーリーもハラハラな展開ですが楽しみにしてます(^ω^)★ (2014年12月7日 22時) (レス) id: e4c53d1278 (このIDを非表示/違反報告)
きのぴす(プロフ) - sakuranboさん» 果たして幸せになれるのかどうか…結末を2つ用意してるんですけどどちらもしっくりこなくて今もんのすごく悩んでいます(笑) (2014年10月8日 17時) (レス) id: 7083c37e34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのぴす | 作成日時:2014年4月24日 17時

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