イナズマイレブン～密かな願い２～《エイリア学園編》 (ページ6)

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５６◆交代ページ6

技を出す隙を与えず、染岡と吹雪の連携技が決まった

ようやく１点が入り、もう一度『ワイバーンブリザード』を決めようとした

だが不動のスライディングで、染岡が足を負傷した

イエローカードが出されるような、危険なプレイだ

不動＞悪い悪い。まさかこんなのも避けられないとはね。

吹雪＞てめぇ！今のわざとだろ！？こいつ！

雅紀＞よせ。

殴り掛かろうと拳を振りかぶった吹雪の腕を、雅紀が掴んで止めた

雅紀＞お前が退場になるぞ。

吹雪＞(こいつ、いつの間に！？)

雅紀＞染岡っつったっけ？お前、ベンチ下がれ。その怪我じゃこれ以上のプレイは無理だ。

染岡＞なっ！？ふざけんな！影山なんかに負けてたまるかよ！

雅紀＞お前の気持ちもわかる。んじゃあ代わりに・・・お前のユニフォーム貸せ。

染岡＞なに！？

雅紀＞お前の魂、俺が乗せてってやるよ。おい！誰か美月と代わってくれ！

美月＞雅紀！

雅紀＞お前と吹雪でＦＷに入れ。俺がディフェンスに入る。俺が佐久間をマークして、ボールを打たせないようにする。美月、お前がビーストファングを抑えろ。

美月＞・・・・・わかった。

鬼道＞・・・できるのか？

雅紀＞あの不動って奴がトリッキーだからな。上手くいく保証はない。が、源田の方ならどうにかなりそうだ。なんせこいつがいるからな。あの技、完成してるんだろ？

美月＞あ、うん。イタリアの友達から、アドバイスもらってなんとかね。

鬼道＞あの技？

雅紀＞まあ任せろ。こいつのスピードはお前らも知ってるだろ？

鬼道＞あ、ああ・・・。

試合が再開し、ボールは不動が

マークについた土門と一之瀬

不動は一度ボールを蹴り、一之瀬に当てた

吹き飛ばされた一之瀬の体に弾かれ、ボールは佐久間の足下に

佐久間＞皇帝ペンギン・・・。

鬼道＞やめろ！

雅紀＞させるか！

不動＞行かせるかよ。

雅紀＞どけモヒカン野郎！

佐久間＞１号！

美月＞チッ！

雅紀＞行くな美月！

円堂＞逃げるわけにはいかない！

秋＞円堂くん！

夏未＞やめて！

円堂＞マジン・ザ！

鬼道＞うおぉ！！

美月＞はぁ！！

ボールと円堂との間に、鬼道と美月が割り込んだ

蹴り返そうとするもその威力に負け、２人して吹き飛ばされる

春奈＞お兄ちゃん！

雅紀＞ルナ！

円堂＞マジン・ザ・ハンド！

ボールはなんとか止められたが、円堂はその場で膝をつく

鬼道＞円堂、美月！大丈夫か！？

美月＞ん！

円堂＞そっちこそ・・・！

鬼道＞大丈夫だ。だが・・・。