イナズマイレブン～密かな願い２～《エイリア学園編》 (ページ5)

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５５◇葛藤ページ5

不動からのボールは、佐久間に渡らないように一之瀬と吹雪でマークする

染岡がシュートしようとしても、源田がキーパーでいるうちはできない

美月＞・・・まーくん。

雅紀＞言いたい事はわかる。こんなの試合じゃねぇよな。

美月＞体を壊してまで、今の勝ちに拘りたいなんて・・・今勝てれば、未来は捨ててもいいって言うの？

雅紀＞美月・・・。

真・帝国学園に１点リードされたまま、前半が終わった

秋＞２人のためには、試合を中止した方がいいのかも。

土門＞そうだな。そうすれば、禁断の技を使わせずに済む。

美月＞そんなの、その場凌ぎでしかない。

秋＞美月ちゃん？

美月＞２人を守りたいのはわかる。でも守るだけじゃあ、2人は目を覚ましてはくれないよ。

鬼道＞・・・試合を続けよう。

円堂＞鬼道？

鬼道＞美月の言う通りだ。確かに中止すれば、佐久間達の体を守る事はできる。だが・・・この試合は佐久間達の目を覚まさせるための試合。今のあいつらには、サッカーを通してでなければわかってもらえないんだ。勝つ事に、禁断の技など必要ないという事を。もしここで試合をやめれば、佐久間達は完全に影山の影響下に置かれてしまう。そして、いずれあの技を使って・・・二度と試合できない体に・・・やはり、この試合で救い出すしかない！

円堂＞いいんだな？

鬼道＞構わない。

円堂＞わかった。でも、絶対佐久間達にあの技を出させないようにしよう。何か方法があるはずだ。

鬼道＞(吹雪をＦＷに戻せば佐久間にボールが渡り、皇帝ペンギン１号を打たれる可能性が高くなる。こちらがシュートすれば、源田がビーストファングを・・・どうすればいい？あいつらに技を出させず、試合に勝つ方法は・・・)

春奈＞お兄ちゃん・・・。

吹雪＞俺に任せな。

鬼道＞吹雪？

吹雪＞見てな。源田って奴があの技を出す暇もねぇくれぇ、すげぇシュートぶちかましてやるよ。

染岡＞俺も協力するぜ！

鬼道＞吹雪、染岡・・・。

一之瀬＞大丈夫さ、鬼道。佐久間にはボールを渡さない。サッカーができない辛さは、俺が一番わかってる。

鬼道＞一之瀬。

円堂＞サッカーが好きな奴に、敵も味方もない。やろうぜ！２人を守って、そして試合に勝つんだ！

全員＞おう！

後半、雷門と真・帝国学園との攻防が始まる

吹雪と染岡であがり、ワイバーンクラッシュが放たれる

しかしそれは、吹雪へのパスだった

反応した源田が技を出そうとするが

吹雪＞遅ぇよ！エターナルブリザード！