イナズマイレブン～密かな願い２～《エイリア学園編》 (ページ3)

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５３◇真・帝国学園ページ3

瞳子＞どこにあるの、真・帝国学園は？

不動＞俺の言う通り走ってりゃ着くよ。

鬼道＞ッ・・・。

不動＞あ、そこの門から入ってくれよ。

言われて辿り着いたのは、倉庫の並ぶ埠頭

キャラバンから降りた全員が、辺りを見回す

円堂＞どこにも学校なんかないじゃないか。

染岡＞てめぇ！やっぱ俺達を騙したのか！？

不動＞短気な奴だな。真・帝国学園だったら、ほら。

そう言って指差したのは、正面の海

突然水飛沫が上がり、何かが海面に姿を現す

鬼道＞これは・・・！？

美月＞潜水艦・・・？

雅紀＞やっと現れやがったか。

潜水艦が開き、グラウンドが現れる

中に続く階段が伸ばされた

その先にいたのは－－

美月＞！

円堂＞か、影山・・・！

影山＞久し振りだな、円堂。それに鬼道。

鬼道＞影山ぁ！！

影山＞もう総帥とは呼んでくれんのか？

鬼道＞今度は何を企んでるんだ！？

影山＞私の計画はお前達には理解できん。この真・帝国学園の意味さえもな。私から逃げ出したりしなければ、お前にはわかったはずだ。

鬼道＞俺は逃げたんじゃない！あんたと決別したんだ！

瞳子＞影山零治！あなたはエイリア学園と何か関係があるの！？

影山＞吉良瞳子監督だね。さてどうかな？ただ、エイリア皇帝陛下のお力を、借りてるのは事実だ。

円堂＞エイリア皇帝陛下？

染岡＞誰だよ、そいつは？

壁山＞宇宙人の親玉ッスかね？

影山＞さあ、鬼道！昔の仲間に会わせてあげよう！

鬼道＞待て影山！

円堂＞鬼道！オレも行く！

走り出す鬼道を追いかけ、円堂も駆け出す

さらにそれを追いかけようとした塔子だったが、不動に止められてしまった

不動が潜水艦に向かうのを見送ると、美月が脱力する

雅紀＞美月！？

崩れ落ちる寸前に雅紀が支え、なんとかその場に座らせた

風丸＞大丈夫か！？

美月＞大丈夫・・・。

だがそう言った美月の声は、震えていた

どれだけ影山に怯えていたのか、その様子だけでもわかる

そんな中、真・帝国学園との試合が決まった

瞳子＞鬼道くん。佐久間くんと源田くんは、君のチームメイトだったんでしょう？

鬼道＞だった・・・ではありません。今でもチームメイトです。

瞳子＞そう。今日の試合、あなたに任せるわ。

鬼道＞ありがとうございます。

円堂＞鬼道、やろうぜ。

鬼道＞だが相手は影山だ。どんな汚い手を使ってでも勝とうとしてくる。

円堂＞どんなに汚いやり方でも、オレ達は正々堂々と打ち破ってやる！な、みんな！

全員＞おう！