ヒミツ。俺が守る。 (ページ14)

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助けるページ14

俺は、無我夢中で翔ちゃんの家に向かった。

ピンポーンピンポーンピンポーン

N「翔ちゃん、俺だよ。開けて。」

ピンポーンピンポーン

「うるせえよ。静かにしてくれねえ？俺、入りたいんだけど。」

N「すいません。」

「なに？誰に御用？」

N「ちょっと、友人がピンチで。」

「櫻井さんか？俺、隣の住んでる木村っていうんだけど。お宅は？」

N「二宮です。」

見知らぬ相手に、名を名乗るのは気が引けるけど、仕方ない。

今は、翔ちゃんを助けるために。

「昨日、俺が帰ってくるとき、櫻井さんのこと見かけたんだけどさ。なんか、40代くらいの男が入っていくのを見たよ。」

N「本当ですか？」

「うん。」

N「それは、何時ごろでしたか？」

「夜11時頃かな。」

N「ありがとうございます。また。」

俺は、翔ちゃんのマンションを後にして、ある場所に向かった。