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バタンと閉じられたドアを確認して
ふう、と息を吐いてリビングに向かう
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テーブルにはラップがかぶせられた朝ごはんが
ポツンと並べられていた
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それをレンジで温めながら顔を洗う
温めたご飯を再び並べて、いただきます、と食べる
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部活、か…
前までの私なら部活に向かってたのかな
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小学校からダンススクールで習っていて
高校もダンス部に入った
自慢になるけど、上手と褒められまくった私は
他の皆に指導しながら練習をする立場に任命された
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けれど私の教え方が悪かった
後輩は着いていけず、
辞めたい、と思わせるまで追い詰めてしまった
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今は辞めて後悔なんてしてない
してない、はず…
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今戻っても、きっと一緒のことになってしまうだろう
もうあんな気持ちは嫌だ
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罪悪感と孤独感、なんて
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今日はなんか悪いことばっか考えてしまった
それを振り切るように、ご飯を食べ進める
「ごちそうさまでした」
食器を片付けて、涼介の使った食器も一緒に洗う
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涼介がご飯を作ってくれる代わりに
食器洗いや洗濯などを私がやるのが二人のルールだ
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作者名:AriokaYuu | 作成日時:2017年12月19日 22時