Secret Face……2 〈D.A〉 (ページ5)

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｢ありがとうございましたー｣

元気な声で送り出され、二人で外に出る

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｢なんか意外だなー｣

｢ん？｣

二人でアイスを食べながら歩く

すると大ちゃんが口を開いたから、聞き返す

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｢山田めっちゃアイス好きなのかなって｣

｢え？あー、これ違うよ

確かに1個は俺の分だけどもう一つはAの｣

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｢買ってあげたの？優しすぎるでしょ｣

｢違う違う、じゃんけんで負けたから｣

訂正すると大ちゃんはなるほど、と納得し

パシリかよ、と笑った

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｢あ、あとさめっちゃ気になってたのが一つあって｣

気になってたの…？

大ちゃんの横顔を見て、言葉を待つ

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｢…その財布って山田の？｣

と、指を指す先には…手に持ってたAの財布

財布自体はシンプルだが、どこか女の子らしい感じで

まさかの勘違いに慌てて説明すると

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｢あはは…っ、そうなんだ、仲いいなー｣

そう笑った後にアイスをまたひと口かじった

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お互い丁度アイスも食べ終わり、

じゃあな、と別々の道に分かれて家に帰る

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｢おかえり！暑かったでしょ｣

丁度入れたところなんだよね、と飲み物を渡された

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そーだ

｢さっき大ちゃんに会ってさ、アイス食べてきた｣

｢…え？！｣

驚いているAにドヤ顔をかましてやった

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