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なんて、昔の事を思い返して
気がつけばコンビニは目の前だった
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センサーが反応し、自動ドアが開くと同時に
涼しい冷気といらっしゃいませ、の声が流れてくる
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俺は真っ直ぐアイスが売っている場所に歩いていき
綺麗に並べられているアイスを見つめる
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あー…、あった
Aがいつも好きで食べてるやつ
迷わずあいつの好きなものを手に取り
あとは適当に自分の選ぶだけだった、はず
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「あれ?山田?」
久しぶりに聞くこの声────────
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「…大ちゃん」
「久しぶり、山田もアイス買いに来たの?」
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相変わらずメガネで
変わらない笑顔で話しかけてきた大ちゃん
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俺も急に食べたくなってさ、なんて
隣で話している大ちゃんの姿を見ると、
服装はすごくラフで、ふらっと来た、に相応しい格好だ
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「俺これにしよー」
大ちゃんが取ったアイスの隣に並んでるやつを
取って、俺もレジに並ぶ
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作者名:AriokaYuu | 作成日時:2017年12月19日 22時