Secret Face……2 〈D.A〉 (ページ27)

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｢あー…ん？

いや、これはおかしいよな…｣

帰ってくるなりソファに座るAの様子がおかしい

なにやらずっとスマホをいじっている

なんかよく分かんないけど、面白くない…

ので、ちょっかいをだしてみる

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｢なにしてんの？｣

後ろから覗き込むような形で話しかける

けど、無視

めっちゃ無視

かなしい

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悔しいので、耳をつまんでやる

｢痛った！…え、なに？｣

ようやく振り向いて、びっくりした顔で俺を見る

少し赤くなった耳を抑えながら

むすっと口を尖らせてAは言った

｢ちょっと、耳ちゃんとある？めっちゃ痛い｣

｢あるある、ちゃんとあるから｣

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で、なにしてんの？と何事も無かったかのように続けると、

もー、といわんばかりの顔でスマホを見せてきた

｢…大ちゃん？｣

｢そ、どうやって送ったらいいかなって｣

｢…ふつーに送れば？｣

｢えー、涼介だったらなんて送る？｣

｢いやそんなの、普通に…だよ｣

｢スタンプとかいるかな｣

｢どっちでもいいわ、そんなの｣

えー、とまたまたスマホと格闘し始める

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あーあ、ご飯作ろ…

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