Secret Face……2 〈D.A〉 (ページ3)

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コンビニに向かう途中にある公園

学校に行く時もこの間を通らなくては行けない

小さい頃からAとは何回遊びに行ったのか

今ではもう分からないくらい来ている

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通る途中にブランコや、すべり台…

なんとなく色々見てみる

少しずつ俺達と共に歳をとって

色がはげたり、錆が目立っている

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すべり台で遊ぼうと来ていた子供たちが

暑いよー！！、なんて騒いでいて

可愛いな、と自然と頬が緩んでしまう

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｢A！すべり台！｣

｢あー！私もやりたい！｣

｢俺が下で見てるから先に行ってきなよ｣

｢いいの…？ありがと！｣

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｢うわぁ…っ！あつ！｣

｢え、大丈夫！？｣

｢んー…、手すっごい痛い…｣

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｢あっちに水道あったから冷やそ？｣

｢うん…｣

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まだ小学校低学年だった俺たちは

日中のすべり台がどんなに暑いかなんて知らなくて

軽く火傷したAを気遣って

太陽の沈みかけた時にまた滑りに行ったっけな…

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