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一瞬で目の前は瞼によって暗くなり
体に感じるのは受け止めた人の感触と水の冷たさ
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「…プハっ」
「す、すいません…!!」
同時に水面から上がり、空気を肺に取り込む
目の前の人は謝って……ん?
同時に髪をかきあげて見ると
そこには知った人の顔が…
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「…あれ、大貴…く…ん」
「…A…?」
俺にぶつかってきた人はAだった
その姿を見ると水で髪が濡れて
ポカン、とした表情で見つめていた
「…わ!ごめん!」
俺はずっとAを抱きしめていたことに気づき謝る
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「ちょ、待って…っ、ごめ…、笑いが…っ」
ふははっ…、と笑うAにつられて俺も笑い出してしまう
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二人でプールサイドに上がるため、歩き出す
一部始終を目撃していた伊野ちゃんはもう爆笑
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「ちょっと、Aどんだけダイナミックなんだよ」
「あ!本当にごめんなさい!体大丈夫?」
俺の一言でハッと気づいたAが謝る
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だめだ…っ、あたふたしてるAを見てて
もう可愛すぎて笑いが込み上げる…っ
そんな彼女に大丈夫だよ、と一言返してあげる
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作者名:AriokaYuu | 作成日時:2017年12月19日 22時