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｢いやー、あれはモテちゃうよ〜｣
と、言ったのは一緒に食べていた伊野尾くん
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｢…え、｣
その言葉にご飯を食べていた箸を止める
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｢あれ、気づいてなかった？
さっき別のクラスから女子が見に来てたよ｣
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｢あ、俺もそれ見た
すれ違う時にめっちゃ顔タイプ、とか騒いでた｣
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｢…｣
完全に箸が止まり、何もしゃべれなくなった
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そんな私に追い打ちをかけるように伊野尾くんが
｢彼女とか出来るかもね〜｣
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｢…え、｣
｢どうしたのA、さみしい？｣
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伊野尾くんがニヤニヤしながら顔を覗き込む
その行動にイラッとして
何笑ってんの…っ、と睨み
別に寂しくないし、とフイとそっぽを向く
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｢…ふはは…っ、A、可愛すぎだろ…っ｣
そしてなぜか涼介は笑い出すし…
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なんなの…
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そしてそんな私達３人を寂しそうに見つめる瞳に
誰も気づかなかった
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作者名：AriokaYuu | 作成日時：2017年10月24日 21時
