7.客? ページ7
A「オーター様、そろそろ手を休まれたらいかがでしょう?お昼休みのお時間ですよ。」
今日は書類の作成がメインだが、朝デスクに着いてからオーターは筆を一切止めていない、彼のワーカーホリックぶりは目に余る。
オーター「…君だけでも休め、私はまだ…」
ドタドタドタッ
A「なんの音?」
執務室の外がなんだか騒がしい。
オーター「嫌な予感がする。」
バンッ
勢いよく執務室の扉が開けられた。
ドット「オーターさん、ちゎーっす!!」
赤髪の少年、イーストンの生徒だろう。その風貌にはどこかしら見覚えがある…
オーター「またお前か…ドット・バレット。私の昼休みを計って魔法局に出入りするなとあれほど…」
どうやら彼は定期的に魔法局に出入りしているらしい。
ドット「嫌だなぁ〜!可愛い教え子が来てくれて嬉しいっしょ?!オーターさんったら素直じゃ…」
A「…!」
Aとドットが目が合った。
ドット「お、おおおおおお、女の人?!?!
オーターさん!!!あんただけは信じてたのに〜!」
ドットは何かに対して絶望しているようだ。
オーター「何が言いたい。」
ドット「俺より先に彼女を作るなんt(((((」
オーダーが杖をひと振りし、地面から突出した砂がドットの腹に一撃入れる。
ドット「ぐはぁっっ!」
A「わわ!オーター様、年下の子に向かってなにするんですかー!!」
オーター「こいつにはそれくらいが丁度いい。」
オーターは静かにキレている。
A「あれ?そういえばあなた、去年の神覚者選抜戦のアドラの子じゃない?オーター様と仲良いの?」
Aはドットに優しく微笑みかける。
ドット「ツァッッ…!!(なんて美人な人なんだ、でも俺にはレモンちゃんという心に決めた人が…)」
A(なんか、個性的な子だなぁ〜)
ドット「てか俺のこと覚えてるんすか?!」
A「私もイーストンの生徒だったから、あなたのことは知っているわ。」
オーター「ドット、無礼だぞ。
彼女はオルカ寮の卒業生で神覚者候補生だったんだ。カルドの推薦で今年から私の秘書に就いている。」
ドット「はぁ〜?!秘書ォ?!なにそれ!羨ま!!魔法局の特権かよ!!」
A(元気な子だなぁ…)
オーター「A、すまない、こいつは女性に耐性がないんだ。」
ドット「は?!それを言ったらオーナーさんだって女性経験ないくせに!!」
オーター「興 味 が な い だ け だ 。」
この日は魔法局にドットの悲鳴が響き渡った。
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時