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オーター「眼鏡はどこだ…」
A(やばい、相当遠くまで飛ばしてしまった、これは)
オーター「仕方がない、そろそろ昼休みも終わってしまうし、眼鏡は使役魔物に探させることにしよう、そろそろ仕事に戻るぞ」
A「は、はい!」
ゴンッッ
A「…。」
オーターは相当視力が悪く、あらゆるところにぶつかっていた。ぶつかっているが、彼は何一つ顔色を変えず平然と部屋に戻ろうとする。
A「オーター様!危ないです!支えますから!」
オーター「いや、いい。他人の力を借りるほど私も…」
ゴンッッッッ
A「...。」
どうやら彼は、人を頼ることができないようだ。
こう俯瞰してみると、なんだか堅物なオーターが可愛く見えてくる。
A「オーター様?行きますよ?^^」
オーター「…。」
頼ることが出来ないなら、自分から支えるべきだ。と思ったAは、執務室まで手を繋いで移動することにした。
局員「え?!オーター様?!」
局員2「手繋いでる…!あんな堂々と…」
道中ほかの魔法局員にこそこそ噂されていたが、目の見えないオーターにとってはそれどころじゃなかった
周りも目も気にせず、執務室に向かう。
オーター「カルドがなぜ君を推薦したのかが分かった。君は今度から、事務業務だけでなく私の実戦サポートにも入って欲しい。」
移動中にオーターがそう口を開いた。
A「ほ、本当ですか?!ありがとうございます!」
どうやら試合の結果は芳しかったらしい。憧れだった人に認められて、とても嬉しくなった。これからもっと頑張ろう。
Aはそう意気込むのだった…
※眼鏡はちゃんと使役魔物が回収してくれました。
ー夜ー
A「ふむ…窃盗の罪は10万以下の懲役または50万Lの罰金…。」
オーター「まだいたのか。」
A「オーター様…!」
オーター「今日は手数をかけてすまなかったな。」
A「いえ、眼鏡を飛ばしてしまった私の責任なので…。」
・・・
A(まずい、会話が続かない…!)
気まずい沈黙が流れる。
オーター「これを渡しに来たんだ。」
なにか思い出したように、オーターはジャケットから本を取りだした。
オーター「私の魔法の特性を私なりにメモしたものだ。よければ目を通して欲しい。」
A「わあ!ほんとですか?嬉しいです!」
これは実戦でも役立つだろう。どうやらAの実力は相当認められているらしい。
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時