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45.春風 ページ50

兄であるアレックスが埋葬されている墓地に二人でやってきた。

Alex Elliot 21

兄の墓の前で二人手を合わせる。

A「お兄ちゃん、私今魔法局に就職して、お兄ちゃんのバディだったオーターさんに就いているの。2人でお兄ちゃんが望んだ平和な世界を作るために、頑張ってるよ。だから、見守っててね。」

Aは天国にいる兄に向けて近況報告として言葉を贈った。オーターはそのAを見ながら、静かに目を閉じていた。

A「行きましょっか!」
オーター「ああ。」

話したいことも全て話したところで、二人は霊園を後にしようとする。墓石に背を向けた瞬間だった。

アレックス「センパイ!」
オーター「!」

声がしてオーターが振り返ると、そこには亡き後輩の姿があった。

アレックス「まさか自分の妹が先輩の彼女になるなんて思いませんでしたよ〜!!何が起こるか分かんないっすね!人生って!」

アレックスのギザ歯が光る。

オーター(人生って、お前もう死んでいるだろ。)

オーターが心の中でツッコむ。

アレックス「っかぁ〜!変わりませんね。センパイは。

Aのこと、よろしく頼みましたよ。」

アレックスの声は娘をお嫁に行かせる父親のような声だった。

オーター「フン、言われなくても。」

オーターは小さく笑った。

A「...オーターさん?どうかしましたか?」

ずっと墓の方を振り返っているオーターが気になり、Aは声をかけた。

オーター「なんでもない、行くぞ。」
A「…!はい!」

オーターはAの手を握った。2人は今日1日ずっとその手を離さなかった。

暖かな春風が吹いた。今日は墓地には似合わないような真っ青な雲ひとつない快晴だった。まるでアレックスや死んだもう1人の兄に祝福されているかのようだった。

第1部 𝓕𝓲𝓷〜

ーーーーーー

作者ののえです!

ここまでご愛読いただき、ありがとうございました!実はまだこの先色んな展開を考えていたのですが、最後まで入り切らず、オーターさんとAちゃんが付き合った後の話を第2部として、続編にすることにしました!

当初こんなたくさんのお気に入り登録や評価をいただけると思っておらず、感慨深いです(т-т)更新スピードもバラバラですが、皆様これからもどうかよろしくお願いします!

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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時

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