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29. ページ34

A「ごめんね、折角遊びに来てくれたのに長く話せなくて。」

ワース「いいよ、俺も急にあんなこと言っちまったし。」

A(ワース君、女の子の扱い方が上手いなぁ。どっかの誰かさんとは大違い。)

頭の中にオーターの顔が浮かんだ。

A(いや別に、オーター様に女の子みたいに扱って欲しいとか願望ないけど)

不意に浮かんでしまった妄想を急いでかき消す。

A「シュークリームありがとうね。」

ワース「ああ、また来る時は教えてくれ、用意しておくから(マッシュが)」

A「もう!マッシュくんに負担がかかるでしょー笑」

ワースはチャラそうだがとてもいい子だということが分かった。

A「またね、ワースくん。」
ワース「ああ。」
?「待て。」

ワースに別れを告げようとしたとき、淡々とした声で呼び止められた。

A「!?お、オーター様…?」

門の前でオーターが腕組みをして待ち構えていた。

ワース「て、てめえは…」

オーター「この間Aの帰りが遅かったから心配して来てみれば…お前の所為か、ワース。」

どうやらAがワースと交戦していたことはバレていたらしい。

A「き、今日は何もありませんよ!ただ一緒にお茶をしていただけです!」

オーター「前回はあったんだな?」

A「えっっっ」

Aは嘘が下手だ。

オーター「ワース、私の秘書の仕事の邪魔をしたなんて、仕置きが必要なようだな。」

オーターは杖を構える。
ワース「…。上等だよ。」

ワースも杖を構える。

A(えぇ〜きょ、兄弟喧嘩?止めなきゃ…)

そう思った瞬間だった。

ワース「Aさん、ごめん。」

そう言うと、ワースはAの肩を掴み、Aの唇に自分の唇を押し当てた。

A「!?」
オーター「は?」

数秒だけ時間が静止し、Aはやっと状況を理解し、焦ってワースを突き飛ばす。

A「な、なにするの?!きゅ、急にこんな!」

唇を拭う。Aは彼氏もできたことがなければ、ファーストキスもまだだったのに、突然に奪われたファーストキスにショックを隠せなかった。

オーター「ワースお前…今のはAの合意を受けてしたものなのか?」
ワース「...。」

ワースはオーターを睨みつける。

オーター「そうか、じゃあただじゃおかん。」

史上最悪の兄弟喧嘩が今、始まる…


公式風イラスト描きました!
by のえ

30.兄弟喧嘩→←28.



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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時

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