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Aがオーダーの秘書に就いてもうすぐ1週間が経つ
ー昼休み
オーター「…。」
オーターは、初めて自分に就いた秘書のことが気になってしょうがなかった。
カルド「オーター、お昼に行こう。」
オーター「ああ」
イーストンの穏やかな昼下がり、イノセント・ゼロの討伐から、犯罪の数も格段に減り、仕事の数も減少した。
しかし、軽犯罪の放置は、重犯罪の増加に寄与する。変わらず厳しく取り締まらなければならない。
カルド「噂の秘書さんはどうだい?」
オーター「困っている。」
Aをオーダーの秘書に推薦したのはカルドだ。こうやってたまに気にかけてくれる
カルド「えぇ?なんでだい?彼女有能だろう?」
オーター「仕事が早すぎて3日で教えることが無くなってしまった。それと、今までの後輩のタイプと別すぎて、手を焼かないだけに何を考えているか分からない。」
ドット、ランス…今まで教えてきた後輩は活発で少しでも私に反抗的な態度だった。しかし、Aはあまりにも従順すぎる。それが秘書の仕事かもしれないが…
カルド「君は何かと世話焼きだからな。そう思うのも仕方ないだろう。」
オーター「何で彼女を私に推薦した?」
カルド「真面目だが君ほど堅物ではないからさ、彼女は柔軟性と適応力がある。君に足りない物を補ってもらおうと思ってね。」
オーター「規則を守るのに、柔軟性もなにもないだろう。」
カルド「そういうところが堅物なんだよなぁ…」
カルド「まあ、彼女のことが知りたいのなら、遊びに誘ってみるなり、試合を申し込んでもいいでしょう。協力しますよ?」
オーター「遊びは遠慮しておく。そうだな、今までも腕試しで試合をしていたから、申し込んでみよう。」
他人の実力を測るのは、魔法が1番分かりやすい。
カルド「遊びならいつでも誘ってください。僕の同僚も、彼女のことを気になっている人が多くてね。」
オーター「だから遊びは別に…」
カルドは刺身にハチミツをかけながら平然とそれを食す
オーター「その食べ方なんとかならないのか?」
カルド「え?美味しいよ?刺身のはちみつがけ」
オーター(わからん…)
Aが廊下を歩いていると、バサバサっと羽音を立ててフクロウが飛んできた
A「わわっ、フクロウさん、どうしたの?」
フクロウは爪に手紙を掴んでいた
『至急中庭に来てください。オーター』
急になんだろう…?執務室じゃなくて中庭?
不安を抱えながら、中庭に移動することにした。
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時