23.嫉妬 ページ25
オーター「さっきライオたちが盛り上がっていた。」
A「あらぁ…噂って怖いですね…」
オーター「それで?」
A「そ、それで???」
オーターはかなり食い気味に聞いてくる。
オーター「告白を受けるかどうか聞いているんだ。」
A「それは個人情報なので、お答えは致しかねます。」
(カイセさんの名誉のためにも…ね)
口が堅そうなオーターとは言え、噂の拡散力は恐ろしい。カイセ・ツッコミーの心を傷つけないためにも、黙秘は必要な事だ。
オーター「そうか……」
オーターが少し不機嫌そうになっている。
A(あれ?オーター様、なんか嫌そう?)
オーター「そろそろ時間だ、仕事に戻るぞ。」
A「かしこまりました。午後はイーストン魔法学校への今年度神覚者候補選についての打ち合わせですね。準備はしてありますので、出発しましょう。」
気持ちを切り替えて、2人はイーストンに向けて出発した。
ーイーストン魔法学園ー
ウォールバーグ「2人とも、今日は足を運んでくれてありがとう。」
A「校長先生、ご無沙汰しております。」
ウォールバーグ「魔法局で上手くやっているようじゃな。安心したぞ。A・エリオット、まあ君なら問題は無いか。」
カルドとの推薦の場にいたウォールバーグは、元気なAの姿を見て安心したようだ。
ウォールバーグ「案内の者を寄越すからちょっと待っていてくれ。」
ウォールバーグ校長は先に応接間に向かった。
A「久しぶりのイーストン、すごくワクワクしますね!オーター様!」
オーター「仕事に来たんだぞ。」
ありふれた話で場を和ませる。オーターも雰囲気が少しばかしほぐれたようだった。
それを遠くから見ている人物がいた。
?「アイツは…一緒にいるのは誰だ?
あんな表情をするアイツを初めて見た…。」
シュエン「ワース、何をやっているんだ?次移動教室だ…なるほど、お兄さんが来ているのか…」
ワース「隣にいる女は確か元オルカの神覚者候補生…気になるな…」
ワース・マドル、イーストン魔法学園レアン寮3年生、オーター・マドルの弟である。
シュエン「あの女の人、元オルカの人じゃん。お兄さんの部下なのかな?」
ワース「部下…ねぇ…」
ワースは少しだけ緩んだ兄の顔に違和感を覚えるのだった。
ー
オーター「では、現時点での神覚者候補生のリストは受け取りました。日程も例年通り行いましょう。A、あとで議事録を魔法局宛に作成してくれ。」
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時