3.April ページ3
ー次の年の4月
A「これでよしっと…」
学生の頃よりもカッチリとしたスーツで少しぎこちない。今日は初出勤、オーター様との初顔合わせ…
4月、新年度が始まり、私は学校の寮から魔法局の社員寮に引っ越した。友達も沢山できたが、同僚は皆秘書という役職では無いので、少し悲しい。
A「初日なんだし、気を引き締めないと…!」
気づけばオーター様の執務室の前にいた。
コンコンコンッ
オーター「どうぞ」
A「失礼いたします。今年度からオーター様の秘書に配属となりました。A・エリオットです。よろしくお願いいたします。」
オーター「カルドから話は聞いています。今日からよろしく。」
初めて会うオーター様に緊張する。想像の何倍も威厳があり、凛としている。彼の引き締まったオーラに影響され、私の気持ちも引き締まる。
オーター「私の元で働く上で、規則や秩序の遵守は絶対です。
これから貴方には1週間の研修期間を設けます。そこで私のやり方を学んでもらい、その後は、局内外で私の仕事のサポートについてもらいます。分からないことがあったら聞きなさい。」
そう言い、分厚い本が渡された。どうやらこれは研修資料らしい…これを1週間とは、さすが魔法局だ。
A「かしこまりました。」
そして、怒涛の1週間が始まるのだった。
最初はオーター様の職場の環境整備から行っていった。研修資料はスキマ時間を使ってとにかく読み込み、なんとか日付が変わる前に一周することが出来た。
2日目の夜- ̗̀☾⋆ ̖́-
集中力が寮のエントランスで歩き回りながらひたすら研修内容をアウトプットする。
ドンッ
なにかにぶつかってしまった
オーター「前をちゃんと見た方がよろしいですね。」
A「わ!!ごめんなさい!!」
突然現れた上司に冷や汗をかく。まさかこんなところで会うなんて
A「あの…オーター様はなぜここに?」
オーター「時間が空いているからです。いつも決まった時間にしか就寝しないので」
なるほど、さすがルールに厳しいだけあるな…私も見習おう
オーター「あまり無理はしたらいけませんよ。」
A「え?は、はい!」
予想外の言葉に驚く
オーター「無理をしすぎて本当に無理をしなければならないときに動けなかったら、意味がありません。今日はもう休みなさい。」
冷淡だが、私にはそれがとても優しく感じた。
A「かしこまりました!ありがとうございます。」
オーター様、すごく面倒見いいんだな…
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時