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レナトス「血筋だ血筋、優秀な血は残さないといけないんだと。というかお前ん家名門ならなおさら跡取りのこと厳しく言われるんじゃねーの?」
オーター「確かに…そろそろ言われるかもしれない。」
一気に気持ちが憂鬱になった。そういえば両親が食事の際に少しその話をこぼしていた。興味が無さすぎて忘れていたが…恋愛に余計な労力を使いたくない、これが正直な気持ちだ。
そのとき、頭の中にAの顔が思い浮かんだ
オーター(なんでAの顔が…)
ズキッ
やっぱり今日メリアドールさんのところに行こう…
ーメリアドール医院
メリアドール「オーターくん、よく来たわね。今日はどうしたのかしら?」
メリアドール・エイミー、ウォールバーグの同期であり、全盛期の彼より強かったと言われる魔法使い。今は回復治療を特化に傷を受けた人々を治している。
オーター「胸の痛みがあって、診てくれませんか?」
メリアドール「いいわよ。横になりなさい。」
・・・
メリアドール「うーん、何の異常もないわね。」
オーター「え、ほんとですか。」
メリアドール「うん」
触診の結果、オーターの身体は健康体そのものだった。
メリアドール「ストレスの関係性も考えられるから、しばらく仕事の量を減らすのをオススメするわ」
オーター「はい。」
オーター(この私が…ストレスだと?)
規律を守ることが自分のモットーだったため、それになんの苦もなかった。しかし、このところどうもおかしい。
オーター(もしAが私に何かしら魔法をかけていたら、いやそんな訳…。)
イーストン魔法学校の近くまで来たことだし、今日はあいつのところにでも寄っていくか。
ー音楽室
マーガレット「久しぶりね、アナタから来るなんていつぶりかしら。」
マーガレット・マカロン、元オルカ寮監督生で、卒業後はイーストンで音楽の先生をしている。Aと同い歳でイーストン在籍中のオーターの後輩だった。
オーター「ちょっと気が向いただけだ。」
マーガレット「そういえば、4月から貴方にAが秘書に就いたらしいじゃない?彼女仕事できるでしょう?」
そう、Aはオルカ寮の寮生で、マーガレットとの関わりも多かった。本人も実力のあるマーガレットのことを尊敬している。
オーター「それが、ずっと困っていることがあるんだ。」
深刻そうな顔つきでオーターは続ける。
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時