16.痛み ページ17
オーター「アレックスのやつ、俺に色々託してばかりだ、まったく。」
無茶振りをする後輩に呆れる。
しかし、託すとはどういうことだ。部下として守れという意味なのか。
Aの笑う顔が頭に浮かぶ
ズキッッ
オーター「調子が悪いらしいな…」
ー
Aが魔法局に入局して、早3ヶ月が経とうとしていた。仕事にもだいぶ馴れ、周囲とも良い人間関係を築けている。今の暮らしもなかなか楽しい。しかし1番大きいのは
オーター「A、午後からパトロールに行くことになった。準備をしておくように。」
A「かしこまりました。」
直属の上司に大分信頼してもらえているみたい。これからも、私は"秘書として"彼に尽くしていきたい。
同僚「Aってさ、オーター様と付き合ってるの?」
A「えぇ?なに急に」
お昼休憩中、他部署の友達から言われた唐突な言葉に驚く
同僚「結構2人のことお似合いって噂になってるんだよ、手繋いだり街で二人でいるの見たって人いるし、オーター様に今までそういう話が一切なかったから。」
「オーター様が…」
たまたま近くをオーターが通りかかろうとしていた。
オーター(この声は、Aか、私の話をしている?)
こっそり地獄耳をする。
A「手繋いでたのはオーター様のメガネがなくなって支えてただけだよ。
うーん、オーター様に恋愛感情を持ったことはないかなぁ。オーター様はあくまで上司だからそれ以上の何にもならないかも。死んじゃったお兄ちゃんの先輩だったから、つい懐かしくなっちゃってたのはあるかな。」
オーター「…」
ズキズキズキッ
オーターはとりあえずその場を離れることにした。
同僚「えぇ〜?もったいない、私だったらあんなイケメンが近くにいたら好きになっちゃう。」
A「期待通りの答えじゃなくてごめんね〜。」
ー
オーターが屋上に行くと、同僚のカルドとレナトスが談笑していた。
レナトス「おっ、オーターおつかれぃ」
レナトスは何やらパンフレットらしきものを開いている。
オーター「なにをしている?」
カルド「婚活だってさ。」
レナトスが開いていたのは婚活の情報が書いてあるパンフレットだった。
オーター「婚活だと?バカバカしい。恋愛なんぞしても無駄な労力を使うだけではないか?」
オーターは恋愛に興味がなく、恋愛とは無縁の人生を送ってきた。
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時