1.進路希望調査 ページ1
去年の夏のこと。イーストン魔法学校の3年生全員に進路希望調査の紙が渡された。そろそろ将来のことを決めなければいけない時期。人気の進路はやっぱり魔法局で、毎年倍率が高い。
「第1志望どこー?」
「やっぱ魔法局でしょ!」
はぁ、悩むなぁ…
A・エリオットは、自分の進路に悩んでいた。彼女は今年、学生生活最後の神覚者選抜試験に出場したものの、あと一歩で神覚者になれなかったからである。
A(私なんかが魔法局でやっていけるだろうか…)
彼女が悩む理由はもう1つある。彼女の成績は以下の通りだ。
内部進学試験 次席
神覚者選抜試験 次席
学内成績 次席
なにをやっても1番を取れないのだ。
A(まあいいや、出すだけ出してみよ。この学校に入ったのも、元々は魔法局に入りたかったからだし。)
ふわふわした軽い気持ちのまま、第1志望に"魔法局"と書いた。このときはまだ、1番じゃなくてもいいと思える日が来ることを知らない。
ー数日後ー
コンコンと小さなノック音がして、ドアを開けると小さな魔物が立っていた。
A「え?呼び出し…ですか?」
使役魔物「はい!ウォールバーグ校長がA様のことをお呼びです。」
突然の使役魔物の訪問、予想外の人物からの呼び出しに驚いた。悪い呼び出しでないことを願いながら、身支度を整える。
コンコンッ
ウォールバーグ校長「入りたまえ。」
A「失礼いたします。」
背筋をピンと伸ばす。
校長「急に呼び出してすまない。来てくれてありがとう。」
校長の表情から察するに、どうやら、悪い知らせではなさそうだ。ほっと安堵した。
A「校長先生、いかがなさいましたか?」
校長「まあそうかしこまるな。進路の件でだな。
君に会いたいと言っている人物がいるのだ。」
進路?と言えば魔法局だろうか…軽い気持ちで書いてしまっから、少し気まずい。
後ろから、ショートの白髪に触角にピンクのリボンを巻いた男性がでてきた。
A「あなたは!」
校長「知っているだろうが、一応紹介しよう。」
?「こうしてお話するのは初めてですね。魔法人材管理局、局長のカルド・ゲヘナです。」
神覚者と面と向かって話すのが選抜試験以来なので、緊張する。
A「は、はじめまして!オルカ寮3年のA・エリオットです…」
カルド「まあそんなにかしこまらないでください。今日はあなたに魔法局への推薦話を持ってきました。」
A「え?!?!」
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のえ(プロフ) - siannさん» たしかに!幸せになって欲しい😭 (3月3日 12時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
siann(プロフ) - 幸せになれよぉぉぉ!!幸せにならなかったら多分ドットがエクスプロムしちゃう!! (3月3日 10時) (レス) @page50 id: 80d9e9645e (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - テトさん» 空回りしすぎてましたね😭ここまで読んでくれてありがとうございました! (3月3日 9時) (レス) @page34 id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 本当に!!2人とも空回りすぎですよ!!美味しいすぎてやばいですy((殴 私のライフ持ちませんよ!! (3月3日 3時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
のえ(プロフ) - siannさん» タイミングが😭 (3月3日 2時) (レス) id: 3a1a8de74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえ | 作成日時:2024年1月27日 1時