気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-6 ページ6

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　 「ちわー」








　 わーわーしている間に、また。





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　 おチャラく入ってきた樹先輩によって


　 その討論は遮られる






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　北「あれ？ 樹、来たんだ」




　樹「意外、みたいに言うなよー」




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　 傷つくーとか


　 妙に甘えた声で返して 笑いながら。





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　 バックを床に思いっきり放り投げて



　 (叩きつけて)





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　樹「え…っ、







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　 ………ジェシーっ！？





　 どうしたっ、生きてるっ！？」







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　 ようやく下に転がってるジェシー先輩に気づいたらしい。






　 倒れたままのジェシー先輩を抱き上げて


　 生存確認。





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　 声が大きいものだから



　 更に撃沈したジェシー先輩の代わり、






　 呆れて 北斗先輩が答える。






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　北「何もないとこでコケたっぽい」




　ジェ「北斗、それは事実と大きく異なる」





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　 異議あり！って生き返って



　 挙手するジェシー先輩は








　 多分、この部内で一番








　 素直で、平和というか



　 ある意味ではまともと言うか、







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　 …やっぱり天然癒し。








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　北「あれ、高地と京もっちゃんは？」





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　 ジェシー先輩は確実にスルーで



　 思い出したように北斗先輩が声を上げる。






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　 時計を見れば


　 もうとっくにお昼は過ぎてて




　 いつもなら二人とも





　 来ているくらいの時間になっていた。







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　樹「高地はまだ教室にいた気がする








　 …京本くんは、知らない。」






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　 大我先輩のところだけ、明らか顔を顰めた樹先輩に


　 他の人達も苦笑い。





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　ジェ「またかよ」





　慎「モテるねー」





　北「褒められたことじゃないけどな」





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　 そんな彼らの視線が







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　 私に、向く





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　あ「げ。」




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