気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-42 ページ42

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　 見なくても分かる。





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　あ「っ……、もう！









　 ジェシー先輩、」





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　 心臓に悪いです、って言ったら


　 腰にさりげなく腕を絡めながら








　ジェ「もっと他に言い方あるでしょ」





　 そう、むくれて言う。





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　あ「ありませんから、離して下さい！」




　ジェ「ていうかさ、ほんとにそれ、あれが言ったわけ？」





　あ「は？」







　 脈絡が掴めずに、首を傾げたら


　 先輩は、今言ってたじゃん、って腕を離して





　 淹れたばかりのコーヒーを啜る





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　ジェ「文化祭の話、


　 Aに、やらないかって誘ったの？ あいつから？」







　あ「あぁ…はい」




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　 そのことか、って合点がいく。




　 独り言はしっかり聞こえてたみたい。





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　 と、当たり前に頷いた私だったけど





　 聞いた当のジェシー先輩は



　 ぶふっ…て音をたてて、コーヒーを吹き出した





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　あ「うわ汚っ」




　ジェ「え、ほんとに言ったのそんなこと、」




　あ「いやだからさっきっからそう言ってるじゃないですか」







　優「え、まじで？」






　 そんなやりとりをしてたら


　 優吾先輩も入ってくる。





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　あ「まじですって、何なんですかみんなして」





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　 何でみんながそんなに突っ込むのか、



　 そんな突っ込みどころのある話題だったかな、







　 って分からなくて眉根を寄せたら。







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　優「あの京本が…






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　 女の子に自分からそんなこと言うって


　 俺想像できないんだけど」






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　樹「俺もー」



　慎「無理だよね」





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　 予想外の反応に、頭の中には？が浮かぶ。







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　あ「そんなにレアなんですか？






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　 ……大我先輩は、色々女の子の相手してるし。」




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