気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-20 ページ20

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　あ「さっきの仕事…って、因みに何だったんですか？」




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　 そう問えば、



　 んー…、ってだるそうに目を細める。






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　大「…文化祭の人員、部から二人出せって。」




　あ「あぁ…、」






　 確かそれは、とっても面倒な仕事のはず。





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　 あの、速攻やだ発言が腑に落ちたところで





　 でも、って



　 大我先輩は話を続ける。





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　大「部長は絶対らしいから、一人は俺で決定なの」




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　 無理にAにやらせる気、無かったんだけど。






　 そう言って、苦笑い。








　大「押し付けても俺の仕事は変わらないし…」




　 なんて。





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　あ「本っ当…、ごめんなさい」









　 悪いことした…って、申し訳なくて頭を下げたら




　 上から、笑ったような息の音。






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　大「…できれば一緒にやりたかったから



　 あとからちゃんと、誘うつもりだったんだけど」








　 いかにも残念っぽく、そんなこと言う。






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　あ「…やめて下さい、先輩」




　大「どういう意味？」





　 先輩は、不思議そうに首を傾げて。




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　あ「そういうこと言う先輩、珍しいから反応に困るっていうか。」






　大「…なんだそれ」






　 そんなこと言えば




　 綺麗な横顔を軽く歪めて





　 小さく笑う。

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