気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-15 ページ15

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　北「ぶっ」





　樹「…おま、何吹き出してんだよっ」





　慎「そう言う樹、めっちゃ笑ってるけどっ…」





　優「あ、やべ、横隔膜攣る」





　ジェ「どんだけ笑ってんだよ！」







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　 一瞬の沈黙の後、弾けた大爆笑。









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　 ……うわぁ、









　優「何…やってんのAちゃん」






　 周りはまだ、ひーひー言っている中。



　 うちの部にはやけに笑い上戸が多いらしく。








　 優吾先輩は、涙目で問いかけてきたけど






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　あ「あの、




　 大我先輩からの視線が」







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　 …痛くて、痛くて。





　 私それどころじゃないんです。








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　 黙ってじーっと、睨んでくるから


　 本でガード。






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　 私にとってはとてつもなく長い、無言の戦いの後。








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　 バーン。









　 と、大きな音をたてて




　 先輩は無言で外へ、出て行ってしまった。






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　北「あ、ちょ、えっ？」




　樹「おい、待てって！」









　 その行動で



　 先輩方のそれが解けて、慌てたように声を掛けるけど。







　 呼び掛けは、扉の向こうの先輩に


　 届くはずもなく。







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　 そして、先輩方の視線は



　 当然のように、






　 私に向く。









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　あ「樹先輩っ…」









　 …もう泣きたい。






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　樹「…っと、」






　 そう、居てもたってもいられなくなって




　 一番手前に居た樹先輩に駆け寄って飛びつく。





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　 そんな私を受け止めて








　樹「…Aちゃん？」





　あ「大我先輩が、」





　樹「分かるけど…」





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　 樹先輩は苦笑いしながら私を見下ろす。








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　 暫くわーわー言って







　 多少は落ち着いた私に、



　 優吾先輩とジェシー先輩はにこにこ笑いながら近寄ってきた。






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　優「さて、Aちゃん」




　ジェ「行ってらっしゃい！」





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　 ですよね。






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