気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-2 ページ2

･






　 「おはよーっ」








　 「はよー、





　 A−」







･






　 と、新たな入室者は





　 部活の年下コンビ、








　 唯一の同級生、慎ちゃんこと



　 森本慎太郎くんと







･






　あ「…当然のようにこっち来ないで下さい、」





　 ジェシー先輩。







･







　ジェ「だってA俺のだし。」




　あ「いや、それ私初耳ですね。」





･





　 暑いです、って言っても離してくれない先輩を



　 今日は優吾先輩が引き剥がしてくれる。






･






　優「それにしても、俺の立場は何なんだよ…」




　 脈絡を無視した、優吾先輩のぼやきに









　ジェ「あー、またあいつらにリア充見せつけられたの？」





　 呆れたように笑ってるジェシー先輩、








　 よく理解できるなー。






　 流石幼馴染。





･





　優「そ、俺が突き飛ばされたのにあっち心配しやがってー」



　ジェ「はいはい。嫉妬しない。」




･




　 その奥では未だにいちゃいちゃしている二人。




･




　 まあ、五秒前くらいは呆れていたはずのジェシー先輩も


　 優吾先輩に抱きついてるわけだけど。







　 そして優吾先輩も難なく受け入れているわけだけど。







･






　 何でまともな先輩ですら。





　 男同士でスキンシップ？







　 女の子には不足ない筈なのに。







･







　慎「まぁ、そんなのここじゃ気にしてられないよねー。」




　 というのはいつだったかの慎ちゃんの談。







　 …達観してる。

cater-3→←cater-1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す