気まぐれ、猫系[examen] -Jr.

2 ページ45

･




　あ「…痛い。」





･





　 そんなこと思いつつ呟けば







　 そりゃそうだ、って



　 私を見下ろして笑いながら







　 段を下りてきて







･







　北「ほら。」




　 手を差し伸べてくれるけど、









　あ「楽しんでますよね。」




　 行動格好いいのに、本当勿体ない。





･





　 一応甘えてその手に縋って立ちあがる。





･





　あ「何でそれ知ってんですか。」





　北「今日も行くの？」





　あ「答えになってないですし、行くわけないですし。」






　 そうまともに答えたら




　 つまんねー、だなんて。





･





　あ「本当北斗先輩って…」




　北「ごめんごめん」




･





　あ「…謝ってないですよねそれ。」





　 ニヤニヤしながら言われたところで、






･






　あ「説得力ないですからっ！」






　北「わ、何すんだよっ」




･




　 思いっきり踊り場過ぎたところでタックルをかます。





　 ギャーギャー言いつつ、部室のドアを開けて。









･









　あ「…げ。」









　 「仲良いね、2人とも。」




　 「A、浮気確定、そこ座れ。」





･




　北「高地、ジェシー…。」






　 にっこり笑顔の優吾先輩が





　 ぷんぷんしてるジェシー先輩より怖いのは何故だ。





･

3→←待て、何だそれ。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す