気まぐれ、猫系[examen] -Jr.

catest-25 ページ26

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　あ「…ああ、はい」




　 何だ、そんなことか。





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　優「そんなこと、じゃないからねAちゃん。」




　あ「えー。」




　 優吾先輩って色んな意味で怖い。




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　樹「…あ、だからか、



　 昨日北斗誘ったのに来なかったの」




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　 ね？って



　 いつの間にかこっちに寄ってきていた樹先輩が




　 ソファの大我先輩に話を振る。




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　 その大我先輩は






　 んーって、肯定とも否定とも取れないような



　 返事だけ返して





　 興味なさそうに携帯弄ってる。




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　 ていうか。





　あ「…そっちに話振っちゃだめだってー。」




　 小声で文句。




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　 大我先輩の話の途中だったのに



　 こっちが一方的に先輩に気まずい、というか。




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　慎「どうかした？」




　あ「あ、ううん、何でもないよ。」






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　 とりあえず。





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　あ「人の会話勝手に聞かないでくれます？


　 ていうかいつまでいじけてるんですか。」






　ジェ「聞こうとしなくても耳に入って来たんだもん、」






　あ「しょうがないとか言わせない。」






　ジェ「………、」




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　 無言で抱きついてきたジェシー先輩にそろそろげんなりしつつ。



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　あ「…あれ。」




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　北「何？」





　あ「いや…


　 何で誘われてるのに、私と一緒に帰ったのかなって？」






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　樹「…Aちゃん」




　あ「はい」




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　 一瞬落ちた沈黙で、


　 何か悪いこと聞いたかって。




　 思ったときに


　 ぽん、って両肩に手を置かれた。




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　樹「それは北斗の男心がだな、」




　北「樹？」




　樹「…さーせん。」




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　 なんだなんだ。





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　北「お前は余計なこと言うな。」







　 絶対変な誤解が生じるから。



　 なんて、ちょっと不貞腐れたように。




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　 北斗先輩って意外に弟キャラ的なとこも、あるのかな。





　 いじられてるのも様になる、とか言ったら


　 怒られるどころか殴られるだろうけど。




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