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夏休みも始まったからか
先生は量を増やすようになった
日中、人知れず自分のベッドで震えているのを
私の部屋に来て確認しては
何をするわけでもなく
楽しんでいるようだった
.
.
クスリの副作用は長く続くようになった
昼間は黒い何かに追いかけられるような
そんな恐怖に全身が覆われるようで
夏だというのに
布団にくるまって
その恐怖に耐えていた
あの時間がやって来ることは
その恐怖からの解放だった
だから、これから何が起ころうとも
あの部屋に行く以外の選択肢がなかった
「ちゃんとご飯食べてる?」
知ってるくせにわざと聞いてくる
「先生……早く……」
「焦らないの」
もう身体が、先生を欲していた
こうして今日も、また地獄に落とされる
「明日からしばらくいないから、今日は多めにしとくね」
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ノア(プロフ) - この作品大好きなので更新頑張ってください! (2017年12月12日 17時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - きなこさん» ありがとうございます!ノロノロ更新にはなりますがよろしくお願いします! (2017年12月4日 23時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - すごくおもしろいです!更新待ってます! (2017年12月2日 1時) (レス) id: 76ca7bb702 (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - 韓国の神様さん» コメントありがとうございます!期待に添えられるように頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2017年11月26日 1時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
韓国の神様(プロフ) - めっちゃおもしろいです!!続き楽しみです♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 2e87f2cd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AI | 作成日時:2017年11月20日 21時